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落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)
 
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落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書) [新書]

堀井 憲一郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

恋愛こそすべてという圧力、名前に対する過剰な思い入れ、死んだらおしまいと言えないムード…… どこか息苦しくないか? 落語のなかに生きる人々の姿から、近代人のおかしさを撃つ!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

堀井 憲一郎
1958年生まれ。京都市出身。コラムニスト。週刊文春にて「ホリイのずんずん調査」を連載中。TVウォッチャーとして、テレビ・ラジオに出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/6/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879476
  • ISBN-13: 978-4062879477
  • 発売日: 2008/6/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 ようやく、堀井さんらしい落語の本が出た、とうれしく思うばかり。かの談春も驚くほど、
生の落語に数多く接している人であり、限りなく日本一に近いはず。寄席、落語会を含め
年平均で1日1回を越えるレベルの方は、そうはいない。たしかに、落語会でよ〜くお見かけ
します。実際に東京日本橋から京都三条大橋まで歩いた経験を踏まえた説得力のある内容
(第二章「昼と夜とで時間はちがう」や第七章「みんな走るように歩いている」など)や、
「子ほめ」を題材にして満年齢と数え年の違いを明確に説きながら、地域社会と個人の関わり
の問題まで提起している第一章など、なかなかの筆の冴え。また、太陰暦を捨てた現代人が
惨めに思えるような第十五章「三十日には月はでない」も素晴らしい。
 かつてポッドキャストで「米朝を聞いて育った」と発言していた通り、随所に米朝賛歌が
ちりばめられているところも微笑ましく、好感が持てます。米朝と枝雀、そして志ん朝の
三名人への評価は、まったく同感。本書は巻末の推奨図書や演目別のCD紹介までを含め、
 (1)落語入門 
 (2)落語名作ガイド 
 (3)落語に学ぶ江戸庶民の知恵、
といった盛りだくさんな内容を含んでいます。しかも、非常に読みやすく分かりやすい。
特に若い落語ファンにお奨めします。
 今日の落語に関する語り部では第一人者であろう著者の今後への期待も込めて星五つ!
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
お見事 2008/7/7
形式:新書
堀井憲一郎さんというと剽軽なコラムニストというイメージがあったのですが(私はこの軽い感じが大好きです)、この本は相当の出来です。

私も大の落語好きを自認していますが、とても勝てません。江戸落語と上方落語の双方にこれだけ通じている人はそうはいないでしょう。京都出身ということもあるのでしょうね。私の知らない上方落語も数多く取り上げられていました。

江戸時代の時間感覚、距離感覚、金銭感覚、対人関係、死生観などをよく描いています。落語を聞いていて、不思議に思うことに見事に答えてくれたという感じです。

ただし、相当な落語オタクでないと、この本のよさは分からないと思います。「落語は本質的に生で聴くもの。先代の文楽をテープで聞くと、甲高い声で早口でまくしたてるのが耳につく」といった感想は、私もまったく同感です。私も文楽が本当に「名人だったのかな」と思ったのですが、生で聴いていたら、またその迫力もあったのでしょうね。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
落語で描かれている近代以前の世界を噺家風に解説しながら、現代人の暮らし方のヘンさを指摘していく本です(だから変えるべきだ、とは著者はあまり強くは言いませんが)。多種多様な落語の筋書きやセリフや、現代の落語家の見識を紹介しつつ講釈が行われますので、落語好きにはむろん非常に楽しいですが、けれど初心者でもまあ、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。世界観から入る落語入門、って感じで、です。
総じて言えば、「死」から遠ざかり自分の「個性」をやたらと大事にする現代人の感性の相対化、というスタンスが一貫してあるんじゃないかと思いました。誰もが生きることに精一杯だった時代、死んだ人のことはどんどん忘れていかないと、生きていくのが大変でした。かつては、正月にみな同時に一つづつ年をとり、個人の誕生日なんてどうでもよかったのです。名前は個人のものではなく、共同体における当人の役割を指し示すものだし、その共同体を上手く経営していくためには、時に誰かが「いけにえ」にならないといけませんでした。結婚は個人の意思でするのではなく、世間でまともに暮らすためにとりあえずする必要があったし、恋愛は金と暇があるごくごく一部の人間のみが趣味で行うものでした。左利きだからといって、左利き用の刀など用意されていません。とにかく、大勢のルールには盲目的に従うのがスジだった。それはそれは厳しい生活だったでしょうが、「個性的」に生き「恋愛」してなきゃ豊かな人生を送っていないように思われがちな現代も、これはこれで厳しいものです。
その他、江戸時代の金銭感覚や、「歩く」ことの意味、相撲の見世物性やイカサマすれすれの見世物の魅力、そして月の文化の素晴らしさや酒の飲み方の今昔など、色々と勉強になって、よかったです。落語で「勉強」するというのは、何か違うような気もしますが。
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投稿日: 2009/6/27 投稿者: モワノンプリュ
おやじのセンス
この人の他の本もそうですがいい年してタイトルがぶりっ子していて気持ち悪いです。そのセンスの悪さでもう読む気が起こりません。
投稿日: 2009/6/14 投稿者: せなかがかゆい
これはすでに思想書!である
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投稿日: 2009/5/24 投稿者: Kankosui
落語ガイドとしても優れている
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投稿日: 2009/2/19 投稿者: kazyx
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投稿日: 2008/10/6 投稿者: bandb
今年のベスト10上位決定!
うん、これは今年読んだ本のなかでもなかなか感心した一冊。(今年のベストテン上位決定!)... 続きを読む
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