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落日燃ゆ (新潮文庫) [文庫]

城山 三郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (68件のカスタマーレビュー)
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村上春樹の新刊
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』から1年、9年ぶりの短編小説集 『女のいない男たち』。表題作は書下ろし作品。

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商品の説明

受賞歴

第9回(1975年) 吉川英治文学賞受賞

内容紹介

東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 462ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1986/11/27)
  • ISBN-10: 4101133182
  • ISBN-13: 978-4101133188
  • 発売日: 1986/11/27
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (68件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
97 人中、92人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 尊い 2007/1/6
形式:単行本
人から勧められて初めて手にした。

東京裁判は学校での教科書で学んだ程度の知識しかなく、

今回この本を読んで、主人公となった広田弘毅はもちろん

戦争が引き起こしたすべての事象、巻き込まれた人間、

そしてこの戦争を正当化して推し進めていった者たちの

さまざまな思いを一気に感じさせられた気がする。

広田に対しては、その大多数が、

彼の人柄と、この戦争に自分自身をまっすぐに対峙させ、

「無罪」とは言えないと一貫して主張した姿勢からも

好意的な意見ばかりが存在する一方で、

裁判中も多くを語ることなく、また、在任中についても

自らの主張をせずに周囲の言いなりとなっていたと

批判的に見る意見も存在する。

これはまさに表裏一体であり、彼の黙して語らずの精神が

このような両極の意見を生んだのかもしれない。

独裁的・個性的な人間ばかりが政府の中心であった当時に

寡黙な彼は異色であっただろうし、多くを述べずに

自らが信じたことだけに心を
... 続きを読む ›
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69 人中、65人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「自ら計らわぬ」という生き方 2004/10/7
By 2-much
形式:文庫
本書は太平洋戦争の東京裁判において、A級戦犯として絞首刑に処されたただ一人の文官・広田弘毅氏の生涯を追ったものです。
全文を通じて極力感情が抑えられた筆致、また戦後首相となった幣原喜重郎・吉田茂などの人物に対する描写も合わせ、
広田氏個人の伝記というよりも、日本と言う国が戦争に転がり落ちていく、その時代に抗おうとした人々の記録であると感じました。

大使、外相を務め、二・二六事件の直後に首相となった広田氏は、
日本軍ならぬ「二本軍」とも言うべき、意思の統一されない中枢と末端の齟齬の中で和平への道を模索します。
歴史の教科書ではわずか数行で記述され、その意義も「軍部の台頭を許した」とされてしまう広田内閣ですが、
例えその努力が実らなかったにせよ、一年ほどの任期中、広田氏が人事を尽くしたことは確かです。
それは良心として認められるものでこそあれ、罰せられるべきものではありません。

たとえ、ついに戦争を回避できなかったことを広田氏の罪とするとしても、
それは一個人の能力の限界であり、一人広田氏のみが死によって背負うべきものではありえません。
しかも東京裁判では、和平への道を決定的に閉ざした軍部の人間らと同列に扱われ、
ついには彼らと「共同謀議」したとされるな
... 続きを読む ›
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59 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 無責任 2005/8/5
形式:文庫
唯一の文民A級戦犯として絞首刑となった広田弘毅。しかし、この本を読めば、彼こそが、外相として、首相として、戦争を防ごうと必死に努力した人物であることがよくわかる。広田弘毅は戦争を始めた責任を背負って絞首刑になったのではなく、戦争を止められなかった責任を自らに課して絞首刑となったのだ。
「自らはからず」と絞首刑を受け入れた広田弘毅を潔しとすることもできるが、私は敢えてそれを「無責任」と呼びたい。戦争に至った経緯をもっとも良く知る人物の一人として、決して自己弁護のためではなく、世界に、そして日本国民に客観的に事実を説明する責任が広田にはあっと思うからだ。
 そして何よりも、広田弘毅こそが戦後の日本が、再び国際社会の良き一員として復帰するためにもっとも必要とされる人物だったのではないか。戦後日本はあまりに偉大な人物を失った。
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26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 古きよき日本人 2004/6/6
By カスタマー
形式:文庫
東京裁判とは、第2次大戦後、連合国によって行われた、日本の戦争指導者たちを戦争犯罪人として審理した国際軍事裁判であり、
起訴された被告人全員が有罪となっている。
また、ここで裁かれたうち、広田弘毅も含む14人は、小泉さんが参拝するたびに問題となっている靖国神社に今もまつられている。
広田弘毅は、南京大虐殺事件の外交責任を問われ、文官としてただ1人絞首刑にされた人物である。
しかし東条英機のほうが圧倒的に有名で、この本を読むまで彼がどんな人物かなんて意識していなかった。
この本を読んでみて、彼の潔さ、そして努力家であるところなど、昔の古きよき、芯の通った骨太の日本人の姿をありありと感じ、すっかり尊敬してしまった。
彼が絞首刑となったのは、時代の流れに巻き込まれたゆえにすぎない。
自分から戦争を起こそうとしたことはなく、もちろん南京大虐殺との関連性は何一つない。
逆に戦争となることを必死で回避しようと奔走していたのだ。
それにもかかわらず、責任をとって絞首刑となることに対し、彼は弁明を全然しなかった。
「武士道」にもつながる精神だと思う。
この本を読んで以降、尊敬する人物を聞かれるたびに、彼の名前を言っていたら、相手が私のことを「右翼」だと勘違いしてしまうのが困りものだ。
1人でも多くの人が、本当の広田弘毅の生き方を知り、その勘違いをやめてほしい。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 男の生き方に感動
文官でありながら、唯一東京裁判で死刑判決を受けた広田弘毅を描いたノンフィクション。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: mic
5つ星のうち 5.0 日露戦争から終戦まで、日本の歴史と彼の一生がよくわかる。
こんなに優れた外交官が居たにも拘わらず、あの戦争は避けられなかった。
彼のような人に長期の政権を持たせていれば日本はよくなるのかな、と思いました。
投稿日: 1か月前 投稿者: 卵焼き
5つ星のうち 5.0 廣田弘毅さん
どうしてこの本を手にしてみたかったのか・・・
読み終わった後にわかりました。
投稿日: 3か月前 投稿者: emiage
5つ星のうち 4.0 代理購入でした
代理購入でしたが、使用者は、さがしていた本が見つかり大満足しております。また、その他の物も購入したいとのことです。
投稿日: 5か月前 投稿者: 310
5つ星のうち 4.0 玄洋社員の廣田弘毅。
... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 浦辺 登
5つ星のうち 5.0 物来順応。
「物来順応」。「風車、風の吹くまで昼寝かな」。
近衛元首相初め、戦時の責任者たちが次々と自害、生き残って訴追されている... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: hatcho_bori
5つ星のうち 5.0 落日燃ゆ
過去の戦時中における軍部と外務省との平和外交の世界を垣間見る。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: dambo
5つ星のうち 5.0 こういう本を読んでから,憲法9条がどうのとか言ってほしい
... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: トックリスター
5つ星のうち 4.0 広田弘毅がどういう人か良くわかる
面白い。
広田弘毅がどういう人か良くわかる。
小説としても面白いし、
「外交」... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: kurotankurotan
5つ星のうち 4.0 名作たるゆえんは
... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 正直屋
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