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広田弘毅は、南京大虐殺事件の外交責任を問われ、文官としてただ1人絞首刑にされた人物である。
しかし東条英機のほうが圧倒的に有名で、この本を読むまで彼がどんな人物かなんて意識していなかった。
この本を読んでみて、彼の潔さ、そして努力家であるところなど、昔の古きよき、芯の通った骨太の日本人の姿をありありと感じ、すっかり尊敬してしまった。
彼が絞首刑となったのは、時代の流れに巻き込まれたゆえにすぎない。
自分から戦争を起こそうとしたことはなく、もちろん南京大虐殺との関連性は何一つない。
逆に戦争となることを必死で回避しようと奔走していたのだ。
それにもかかわらず、責任をとって絞首刑となることに対し、彼は弁明を全然しなかった。
「武士道」にもつながる精神だと思う。
この本を読んで以降、尊敬する人物を聞かれるたびに、彼の名前を言っていたら、相手が私のことを「右翼」だと勘違いしてしまうのが困りものだ。
1人でも多くの人が、本当の広田弘毅の生き方を知り、その勘違いをやめてほしい。
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