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落日の王子―蘇我入鹿 (上) (文春文庫 (182‐19))
 
 

落日の王子―蘇我入鹿 (上) (文春文庫 (182‐19)) [文庫]

黒岩 重吾
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

政治的支配者たる大王と祭祀の支配者たる皇帝の権威を併せもつ座に登ろうとする蘇我入鹿。その野望が中大兄息子=藤原鎌足による大化の改新に脆くも潰え去るまで

登録情報

  • 文庫: 261ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1985/04)
  • ISBN-10: 416718219X
  • ISBN-13: 978-4167182199
  • 発売日: 1985/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 234,304位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
2005年お正月に放送された「中臣鎌足」を観て、この時代に興味を持ち買いました。時代小説では江戸時代や幕末ものが好きだったのですが、今回はまりました。特に下巻に入って大化の改新に至るストーリー展開は、ドキドキハラハラしながら一気に読み進められます。鎌足側を応援しつつも、敗者ではありながら、人間くさい蘇我入鹿もどこか憎みきれず、最後は切ない感じがしました。
また、この時代の日本は、朝鮮や中国から政治や軍事など多くを学んでいたことなど、今このご時世に改めに考え直す良い機会にもなりました。若い人にも読んでもらいたい一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 青頭倶楽部 トップ50レビュアー
形式:文庫
「紅蓮の女王」「天の川の太陽」に続く、黒岩重吾の古代史ものの第三作目にあたる。
蘇我入鹿といえば日本史上の稀代の悪人としての印象が定着している。なぜ黒岩は
入鹿を三作目の主人公に据えたのか?それは黒岩の現代ものを読めばわかる。彼は
悪をずっと描いてきた。といっても単純な悪ではない。黒岩は自らの随筆の中で「悪の
中に悲しみと善を、善の裏の醜と悪に反応する」と語っている。本書に登場する入鹿も
大悪党ではあるが、そこに男としての美意識があり、哲学がある。「野生の荒々しさと
知性が見事に交じり合」った傑物として描いている。乙巳の変についても、傲岸不遜の
逆臣・入鹿が成敗されたといったような単純な話にはしていない。それどころか入鹿と
中大兄皇子・中臣鎌子らが目指していた方向は同じであって、ただその主導権を誰が
握るのかをめぐっての争いであったとの認識に立って物語は進んでいく。(下巻に続く)
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アマゾンゾン トップ500レビュアー
形式:文庫
以前買ったものがボロボロになり、また黒岩作品を色々買い直している。
大人買いというやつです。

とにかく面白い。
この時代が好きな自分としてはまさに!!よくぞ書いてくれた!!
といった感じ。
蘇我入鹿といえばあまり良いイメージを持たない人が多いだろう。
しかしこの小説は憎くて愛しい悪人入鹿が見事に描かれている。

知らぬうちに追い詰められていく入鹿、その得たいの知れない緊迫感は小説とは思えない。
下巻の入鹿が亡くなるシーンからラストにかけては手に汗に握り、
泣いてしまった、、、。

黒岩先生の作品の中で、『斑鳩王の慟哭』と並ぶ傑作中の傑作だ!!
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