あの長くややこしいイギリスとアイルランド関連の説話・神話・歴史を、よくぞここまでコンパクトにまとめたものだと編集者の文才に感心してしまいました。
それぞれの妖精の説明と由来とを、ただ萌えイラストと一緒に並べただけでなく、また神話一辺倒ではなく、実際の歴史や時代背景とからめて、流れとしてこういう妖精が信じられるようになったのであろう、というふうに本当に上手に説明してあります。また関連のある妖精はすぐに参照できるようページ案内までついている親切仕様です。
解説では、妖精関連の事件や、妖精が登場する有名な映画や小説とその原作者等がとりあげられており、ここに登場する妖精はこれが由来、など、詳しい説明が為されており、いろいろと興味のあるほうへ間口が広がりそうな、イギリスとケルトの文化や歴史の入門書としても有用ではないでしょうか。