同様のコンセプトの本「萌えで読み解く名作文学案内」とは異なり、日本文学オンリーで「ロリータ」などの海外作品は取り上げていません。また挿絵もありませんが、その分というべきか取り上げた作品数自体は非常に多く、本も(表紙も)若干分厚いです。
「妹」「メイド」など、作品のメインとなる(であろう)萌え属性ごとにカテゴリー分けしてあり、さらに筆者が個人的に「これは萌えポイントだ!」と思ったシーンやセリフを抜き出してあります。賛否は分かれるでしょうが、個人的には読みやすかったです。ただ現在使われていない漢字に振り仮名を入れてくれたらもっと良かった(入れてあるところもたくさんあるが、徹底されていない)。
「そのネタは萌えじゃなくてエロだろ!?」という意見がありましたが、「萌え」が時に「エロ」を伴う物であることは、数々の萌え系コンテンツが照明しております。神経質になるのはあまりよろしくないかと。
それにしても、抜き出されたセリフやシチュエーションの萌え萌えでエロエロしいこと。本当に挿絵が欲しかった。これらのシーンだけコミカライズしてアンソロジー本見たく出してくれんものか(笑)。