なんとも特徴的なタイトルの本作品。作者の方は、ラノベという形ではこれが処女作となるようですね。表紙の女の子がヒロインのわけでして、単純なツンデレかなーとか思ってましたが、一捻りしてきましたね。
主人公の真白英継とヒロインの黒坂魔亜子は、ともに酔狂な親から勇者及び魔王として教育されるわ、周囲から煙たがれるわでうんざりとした毎日を送るお隣同士の高校生。幼馴染でもある二人は仲良く普通に生活したいのだが、両家の仲が悪く、トラブルが続出してどうにも上手くいかない。そんな時、とてつもなく胡散臭い清掃会社が街にやってきた。街と「勇者」の家系になにやら恨みを抱いている社長が引き起こした騒動に巻き込まれた二人は、やがて自分たちが抱える運命に翻弄されることになる。
主人公とヒロインに素直な好感を持てましたね。英継は「勇者」と呼ぶには大げさなものの、正義感が強い熱血漢です。幼馴染である魔亜子に対して、かなりストレートな好意を抱いているように思います。女の子の「嫉妬」をそうと受け取れることから、鈍感さもさほどでは無い様子。あるにはありますが。
一方のヒロイン、魔亜子。表紙から連想するのは、まさしく「ツンデレ少女」。実際、レディースのような格好と木刀、自分に付きまとう百合少女に対する鉄拳制裁とまんまに見えますが・・・そこに一捻り加えられています。(まぁ、口絵のカラーイラストで気づく人もいると思いますが)英継にしか見せない素顔が超健気で可愛らしい!そして、彼女のそんな素顔にデレまくっている英継も不自然さが無くて好きです。ツンデレ系も健気系もヒロインとしては王道ですが、それを両方見せてくれるところが嬉しいですね。
今回敵役として登場した清掃会社のお二人さんは今後も活躍してくれそうですし、続きが楽しみです。唯一残念なところといえば、次回以降、魔亜子のツンデレ成分が登場しない可能性があることでしょうか。それはそれでいいんですけど、設定としては取っておいて欲しいですね。次回も期待したいと思います。というより、タイトルどうするんだろう?