私は、遠野先生の書かれる上流階級の人々が割りと好きなんですが、この作品の所謂エリート達もイヤミなく良かったです。
受けのパイロット・瑞原の少し神経質そうな硬質の美しさもさることながら、攻めの添嶋の紳士な態度といったら、「あぁ遠野先生のキャラクターだ」と嬉しくなってしまいます。
2人ともお仕事をきちんとやってますし、専門用語も多く使われてますが読みやすく、航空業界BLとして楽しく読むことが出来ました。
添嶋はほぼ一目惚れなのですが、瑞原はむしろ人嫌いなので、段々ほだされていくというか落とされていく経過はワクワクします。
挿絵も、添嶋のオン・オフで髪型が変わってて、「細かいな」と感心しました。
読み終わったら、とても幸せな気持ちになれました。私はこの2人が大好き過ぎて、もうどうしようという気分です。
この本が面白かったので、「管制塔の貴公子」も買ってしまいました。