表紙から気合いの入った美しいイラストの豪華なハードカバー画集である。
「華焔」とは難しいタイトルだが、造語であり、第一ページで解説してくれている。
前半約50ページは「灼眼のシャナ」のイラスト。小説、雑誌、アニメで発表済みのものだが、大きなサイズと良い印刷はやはり有難い。画集用描き下ろしも1枚ある。
後半約50ページはシャナ以外のイラストで、私は初めて見た、個人誌用に描かれた絵の多くにはかなり魅了された。
時代はいとうのいぢと思う。素晴らしい腕前と女性らしい繊細さを持つ画家は他にもいるが、腕がある分、そんな画家の作品はどこか女性的ないやらしさや偏りがあって、いくらか男性には興醒めなことが多いものだが、のいぢさんのイラストにはそれがない。実に研究熱心でクレバーなプロフェッショナルな画家と思う。
前作「紅蓮」も良かったが、本作はより満足度が高く、シャナのファンは言うまでも無く、萌え画好きな方、イラスト修行中の方などに特にお薦めしたく思う。