彼の本は、基本的にほとんど同じだとは思う(笑)。
職業、性別、年齢(は比較的20代の若者が多いが)等、ディテールを少し変えただけ。
けれど、正直に真っ直ぐ生きることの大切さを、照れもせず正面切って説き続けるその著作を読んで、やはり「こうでなきゃね」とホッとするのである。
正しいはずのことが評価されない、正直であることで損をする…そんな経験を重ねる程に、この愚直な真っ直ぐさに励まされる。
今回は始まりこそ房総の菜種農家であるが、すぐに舞台は江戸の商家に移って、いつも通りの山本一力のお話が展開される。
主人公の年齢を考えると、少々出来事を詰め込み過ぎ…の感もなくはないが、丁寧さで何とか最後まで物語を保たせたか。
この人の話は、食べ物の描写も魅力的(笑)。
今回は天ぷらです!