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菜の花の沖〈6〉 (文春文庫)
 
 

菜の花の沖〈6〉 (文春文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

江戸後期、ロシアと日本の間で数奇な運命を辿った北海の快男児・高田屋嘉兵衛を描いた名作が、大きな活字の新装版で一挙大登場!

内容(「BOOK」データベースより)

突然の災厄が、嘉兵衛を襲った。彼自身がロシア船に囚われ、遠くカムチャツカに拉致されたのだ。だが彼はこの苦境の下で、国政にいささかの責任もない立場ながらもつれにもつれたロシアと日本の関係を独力で改善しようと、深く決意したのである、たとえどんな難関が待ち受けていようとも…感動の完結篇。

登録情報

  • 文庫: 435ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2000/09)
  • ISBN-10: 4167105918
  • ISBN-13: 978-4167105914
  • 発売日: 2000/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 47,820位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
高田屋嘉兵衛の人物については五巻までで十分理解できていたつもりでした。
ところが、彼は凄すぎる人でした。
ロシア側の捕虜になってからも、国を代表して交渉する役目を自分に課して
いくのでした。
気になった言葉です。
◆「わしはこの船の船頭だ。」と、すわりなおしてから、しずかに言った。
 (略)言葉こそわからなかったが、ロシア人たちもその態度を見て、
 ―やはり、この男が船長だったのだ。と思ったらしい。
◆人間というものは、特別の例をのぞいて、その属する社会に住みたがる。
◆最悪の状況下でみずから私的に外交を買って出ようという、
いわば自分自身の存在、立場、運命をみずから転換させたことは、異常な
ほどに聡明で、何よりもはちきれるような陽気な精神といってよい。
◆嘉兵衛にすれば、この運命について、恨んだり、ひがんだりすることから
自分を解放し、むしろ陽気にうけ容れたいと思っている。
◆日本だけが鎖国していても、結局は押入れに頭を突っ込んで、
尻だけを世界中に曝しているようなものではないか。
◆―国家も、商売である。
◆―身分のある人というのは、いつも農民に対して白ばっくれているか、
それともうそをついているか、どちらかだ。
◆ただ二人の間に成立した信頼だけが、両国を戦争から救った事になる。
◆―わしの人間をみろ。透きとおっているだろう。
◆(みな、国内をみているだけなのだ。)と思った。
 ロシアにすげなくすることが、日本の勇ましさであると彼らは思っている。
◆人間は、物理的に押しこめられて孤立した場合、
飢えや渇きと同じレベルで自分の状況についてささいなことでも知りたく
 なる。
 日常のムラを追い出され海の上で暮らすようになった加平衛が、
ロシアと日本との間にはいり交渉の橋渡し役を果たしました。
 日本のムラ社会は今も根強く存在しています。
自分が果たすべき役割をしっかりと見つめるための書となりました。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jinya
形式:文庫
 高田屋嘉平とリコルドが一晩中船上で語らうシーン。筆者がここで終えてもいいというシーン。ここにこの本の良さが凝縮されている。心がすっきり洗われる思いがする。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
氏の短中編は、おおよそ読んでいるのですが、
長編はなかなか(竜馬、坂雲含む)
最後まで読めないです。
この作品は、国家的な意図が作品中に強く表わされているものでなく、
嘉平の人生に、またその時代の生活が表現されているように思い、
一部の名の知れた人間を著しているものでなく、読みやすく思いました。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
勉強になります
高田屋嘉兵衛という一人の廻船商人の一生を通して、
日本の北海道統治の始まりやロシアとの外交を
描いています。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/10 投稿者: あにも
レビュー(下)
感動の最終巻。
嘉兵衛はカムチャツカへ行く。
拉致したのはリコルドという若いロシア軍人。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/28 投稿者: momcat
人と人との信頼が国を救った--
~てっきり大黒屋光太夫のように
ペテルブルクまでの大旅行があったのかと思っていたのですが、
実際にカムチャッカに行っただけでした... 続きを読む
投稿日: 2005/10/30 投稿者: レグルス
第6巻は傑作
菜の花の沖という作品自体は、中盤あまりに解説的要素が
くどすぎて、物語への集中力が散漫になってしまった感が... 続きを読む
投稿日: 2003/12/24 投稿者: モラヘ
日本人というものを突き詰めた姿勢は圧巻!
この作品を読み終えて、日本という国の不思議さを改めて感じる事となった。人が国の構成要素であるが、人と国はまったく別物であるという奇妙さ。... 続きを読む
投稿日: 2002/9/25 投稿者: 街道を行く
互いに「信」をおく人と人
ロシア海軍の士官リカルドと高田屋嘉兵衛の、ぎりぎりの状況におけるやりとりが胸に迫る。... 続きを読む
投稿日: 2001/12/15 投稿者: 純ちゃん
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