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菜の花の沖〈4〉 (文春文庫)
 
 

菜の花の沖〈4〉 (文春文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

江戸後期、ロシアと日本の間で数奇な運命を辿った北海の快男児・高田屋嘉兵衛を描いた名作が、大きな活字の新装版で一挙大登場!

内容(「BOOK」データベースより)

エトロフ島は好漁場であったが、すさまじい潮流が行く手を妨げ、未開のままだった。しかし幕府は北辺の防備を固めるため、ここに航路を確立する必要を痛感して、この重要で困難な仕事を嘉兵衛に委ねた。彼の成功は、蝦夷人にも幕府にも大きな利益をもたらすであろう。が、すでにロシアがすぐとなりのウルップ島まで来ていた。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2000/09)
  • ISBN-10: 4167105896
  • ISBN-13: 978-4167105891
  • 発売日: 2000/09
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 40,192位 (本のベストセラーを見る)
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千島列島 2005/10/26
形式:文庫
~嘉兵衛が冒険者・航海者としての本領を発揮し、千島航路を開拓します。
航海なんてエンジンをかけてスクリューを回せば海ならどこでも行ける
と思っていた私には、岩礁を波から推し量り、
海面の動きを数日観察して海流を見極める、というのは新鮮な発見でした。

そして高橋三平や最上徳内、近藤重蔵らに惚れ込んだ嘉兵衛は
幕府御用の印を受けて一蓮~~托生となる決意をします。

現在でももめている千島・樺太・カムチャッカの領土問題に絡めた
重要な余談もあります。~

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北へ 2004/9/14
形式:文庫
幕府御用へと深入りしてはいけないと分かっていても熱い思いを抑えることが
できずに、ついにエトロフ島航路を確立してしまう高田屋嘉平衛の生き様が
描かれています。兵庫の港で新興勢力となっていく姿が描かれています。
共感した言葉です。

◆(自分をそこまで買って、それほどまでに好いていてくれている)という

人にめぐりあうほど、人の世での喜びはない。
◆「蝦夷人も、和人のしごとを学べば、同じになる」
◆ふつう大勢力が「威信」というえたいの知れぬものをもって原住民に臨む
とき、やることといえばすべて滑稽で子供じみて、平明な良識からいえば、
一種詐欺めいたことばかりであったろう。

◆(武士の世が、おわるのではないか)不意にそんなことが、灯のようにと
もって、すぐ消えた。武士は星をみて帆の向きを操作することもできず、蝦
夷地を拓いて耕地にすることもできず魚群を見て獲るすべももたない。
◆新興の勢力というのは、既得権と商慣習を城砦のようにしている既成勢力に
遠慮していては、なにもできないのである。

◆日本がどういう形をしているにせよ、幕府としては水田から獲れた米を租
税として徴収するだけでよかった。
◆武士や農民の家は、世襲の禄や田地があるために、総領息子はそれを相続
するだけでよかった。封建の世というのは相続の世ということでもある。
◆(古いがために溜まっている澱も多いのだ)

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
単なる物語・小説というものを超えた日本人論、と言ったほうが良いのではないか。
夏目漱石や森鴎外など明治の文豪の重々しい作品に匹敵するように感じられる。
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