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86 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名著復刊,
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レビュー対象商品: 菊と刀 (講談社学術文庫) (文庫)
長らく再版が止まっていた本書が、このたび復刊されました。装丁等を除けば、中身に違いはありません。著者のルース・ベネディクトは本書において、日本文化や日本人の行動をいくつかの「型」あてはめて考察しています。彼女の指摘は鋭く、現在においても通用するものもあります。本書は日本人自身の自己認識形成に少なからず影響を及ぼしたといわれており、それゆえに第一級の日本人論と見なされてきました。 本書に対する代表的な批判は、同じ米国人のダグラス・ラミスによって行われています。(彼はベネディクトの「文化の型」にあてはめるというやり方を「日本文化への墓碑銘」だといって批判しています。詳しくは、ダグラス・ラミス『内なる外国』をご参照ください。併せて読めば、きっと理解が深まるはずです。) やはり、ベネディクトが一度の来日経験もなくしてこれだけのものを著した事実は驚嘆に値します。 とにかく、復刊により本書が再び求めやすくなったのは喜ぶべきことでしょう。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
単純化された日本人論,
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レビュー対象商品: 菊と刀 (講談社学術文庫) (文庫)
ところどころなるほどと思える部分はあるが、他のレビュアーの指摘どおり基本的にプロパガンダの書。作田啓一の「恥の文化再考」を読んでほしい。ただし、長谷川氏の訳はよい。
56 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
中国語への翻訳に際して・・・,
By 紺碧の飛行人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 菊と刀 (講談社学術文庫) (文庫)
本書が、あの中国でのデモの前後で2種類の中国語の翻訳で出発されたという。売れ行きも好調らしく、靖国参拝問題などで揺れる日中関係の中で、どのような読まれ方がされているのか、気になる所ではある。本書の著された年代は1946年、つまり戦争が終わった翌年という事になり、その内容も戦争に関連したものが多く目についた。義理や人情、恥、といった言葉で表現されている当時の日本文化の様子は、現在と全く違うとはいえ、根底にあるものは同じという立場に立つと、優れた日本研究の一つである事は疑い得ない。 しかし、これが現代において読まれ、中国語などに翻訳されて各国で読まれている事も考えると、私は安易に参考に出来ない。所詮、一つの国の文化を一つの書籍にまとめあげるという行為は無理である。文化を言葉にするという事自体無理なのかもしれない。勘違いしてほしくないのは文化人類学とかベネディクトとかの主張を否定しているのではないという事。 安易に本書を引用・参考にして「日本は恥の文化であるから~」などの主張は絶対に避けるべきである。 中国や諸外国で誤った、固定された日本人像が形成されない事を祈る。
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