このレビューの前に、MIDIの打ち込みのようであるという意見があるが、コテコテの演奏を聴き慣れている人には、そのように聞こえてしまうのかもしれない。
クラッシック音楽でもそうであり、またポップスや演歌などでもそうであるが、大げさな感情表現がされている曲は、わかりやすく、共感できることも多いだろう。
しかし、本物のその道を究めている人は、そういうこれ見よがしの表現をすると思えない。
私は、このCDを本日聴かさせていただいて、極めて素晴らしい、精神性の高い、心と魂がまっすぐな人にしかできない演奏であると感じた。
私は、この演奏を極めて高く評価する。
私はかなり大量のLP、CDを所有しているが、その中でも最も素晴らしいCDの一枚であると思える。
このCDを聴いて、思い浮かんできたのは、ベルリンフィルのコンサートマスターとその仲間の方達が日本の神社で奉納演奏をされたことがあり、その演奏が、音楽的にも、精神的にも、極めて高いレベルにあり、深い感銘を受けた経験だ。
荘村清志のこのCDでは、求道者といっていいほどの、透徹した精神性、まっすぐさ、いらぬ飾り気などを徹底的に廃した、極めて高い精神性が伝わってくる。その素晴らしさは、上記のベルリンフィルのコンサートマスターとその仲間達に負けないものがあるようにさえ感じる。
私は、このCDを極めて高く評価する。