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37 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
壮大な中国思想は宇宙からの視点を持つ,
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レビュー対象商品: 荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1) (文庫)
始めて読んだのはもう二十年以上前になります。「北冥に魚有り…」で始まる冒頭部分から、そのあまりにも壮大な、宇宙的ともいえるスケールにぐいぐい惹きつけられていきました。その時読んだのは中公文庫の森三樹三郎訳のものでしたが、現在は文庫では手に入らないようです(但し中公クラッシックスで入手可。詳しい解説もついていて、これもまた素晴らしいものです)。 文庫というコンパクトで安価な形態ではこの岩波文庫版が読み下し文・原文も収録されていることもあってオススメです。 全4冊となっていますが、外篇・雑篇は荘子の作ではないとされ、内容も荘子本来の思想から離れてしまっているものが多いので、まずは荘子の思想のエッセンスが詰まった内篇(第1冊)だけでも読んでみてください。今から2300年ほど前の中国でこんなことを考えていた男がいたんだ、ときっと感動すると思いますよ。
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
原文に忠実な訳,
By 影 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1) (文庫)
この本は原文・読み下し・注・訳の順になっている。そして訳は、原文に忠実な訳であり、荘子に対してある程度客観性を持っている。しかし、その為に私は荘子の持っている感動的な部分が失われているように思う。だから、読み物としては福永氏や森氏の訳の方が、ある種の共感がこもっていて読みやすい。それに解説も短く、個々の篇にはつけられていないので、荘子を初めて読む人には少し分かり難い様に思う。
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とらわれ無き心,
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レビュー対象商品: 荘子 第1冊 内篇 (岩波文庫 青 206-1) (文庫)
『荘子』の中心思想に「無為自然」「万物斉同」が挙げられると思います。人間というのは、自らの「知」によって、「善・悪」「美・醜」などの価値判断を下しますが、人間の「知」など相対的なものに過ぎません。そんな小さな見方に縛られて魂の自由を失い、自らの生を貧しくすることはないと荘子は言います。高校生のときに本書を読んで、目からウロコが落ちるとはこのことかと思いました。世間のつまらない基準を信じたり、自分で自分を縛ったりして生きにくくなることはないんだぁと。じっさいは世の中そう簡単にはいきませんが、価値基準の相対性を知り、思い込みにとらわれて行き詰まったとき、ふと立ち止まって見ることも必要な気がします。 本書は、本文、書き下し文、語釈、現代日本語訳と、文庫にしてはかなり充実した内容になっています。語釈は専門的に勉強する人向きですが、書き下し文があるのはうれしい。意訳と書き下し文とを読み比べることでより内容がわかりやすくなるからです。本格的に読んでみようという人向きです。
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