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荒野
 
 

荒野 (単行本)

桜庭 一樹 (著)
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商品の説明

内容紹介

山野内荒野、十二歳。恋愛小説家の父と暮らす少女に、新しい家族がやってきた。“恋”とは、“好き”とは? 感動の直木賞受賞第一作。


内容(「BOOK」データベースより)

恋愛小説家の父をもつ山野内荒野。ようやく恋のしっぽをつかまえた。人がやってきては去っていき、またやってくる鎌倉の家。うつろい行く季節の中で、少女は大人になっていく。

登録情報

  • 単行本: 506ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/5/28)
  • ISBN-10: 416327040X
  • ISBN-13: 978-4163270401
  • 発売日: 2008/5/28
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 177,589位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 4.0 「恋愛以前」から書かれた、恋愛小説, 2008/5/30
By ハンカチ王女 (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
山野内荒野(やまのうち・こうや)という、野性味あふれる名前と、それに反して
黒髪の和風の顔を持った少女が、この物語のヒロインである。物語は、12歳の荒野が
中学校に通い始める頃から始まる。女たちと逢瀬を繰り返しそれをネタに小説を書く
恋愛小説家のキザな父親と、ガリガリに痩せた色気はないけれど魅力的な家政婦さんとの
静かな生活から、にぎやかな学園生活へ。美しかったり活発だったりする女友達、
そして、そっけなくされるほど気になってしまうあの男の子…今の時代だったらすぐに
「私、彼が好きなのね!」と恋愛モードに突入してしまうと思うんだけど、この小説の
見事なところは、荒野が「恋って何?」と考えたり立ち止まったりして、なかなか
恋が始まらないところである。考えたら、初恋って、人生初なんだから、最初から
分からなくて、曖昧模糊としたものかも、なんて説得力があった。奔放な父の恋愛騒動に
巻き込まれて、大人のディープな色恋沙汰を横目に見ながらマイペースで成長していく
荒野の姿は、すがすがしくて、どこか図太くもあって、十代の女の子として「こういう
一見おとなしそうだけど実は賢くて落ち着いてて、っていうタイプ、いたかも!」と
なんだか、古いクラスメートに会った気がした。

荒野が暮らす鎌倉の町、アルバイトで着る着物や、こしらえてもらった洋服、そして
放課後の買い食いのうさまん(うさぎがたのまんじゅう)など、ディテールも正しい
少女漫画している。そう、これは、黒髪の「赤毛のアン」的な小説でもあるのだ。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 古典的だけど、そこが良い, 2008/5/31
 可愛らしい小説です。直木賞受賞作の『私の男』で桜庭先生を知った方は驚かれるかもしれません。初々しい(しすぎる?)恋のお話です。
 意図的におさなさを残した、しかし軽やかなリズムと音をもった文体で、少女山野内荒野がすこしだけ大人になって姿を描いてます。最初は見上げるようだった荒野の目線がすこしづつ上がっていき、変わっていく自分とまわりを受け入れていきます。ふわふわした甘い描写と、さっと切り込んでくるような思春期特有の鋭さが同居していて不思議でレトロな感覚とリアルとを読み取ることができるかと思います。
 あまーいけれど、ベタベタしていない。そんな恋愛小説を読んでみたい方におすすめです。ほんと読んでいるあいだくすぐったくてたまりませんでした。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 これは酷い・・・, 2008/9/22
本の内容はほかの人にまかせるとして、
このやり方は酷いんじゃないんでしょうか・・・?

僕は1巻からこの小説を追ってきた者ですが、
1巻、2巻とファミ通文庫で出版したのに、いきなり1,2巻と纏めて3巻目にあたる本を出版するなんて。
しかも文庫と比べて高いし……。
なんか裏切られた気分ですよ。

そりゃ、1巻を買った頃と比べれば経済力もつきましたけどね。
僕はもう3巻は出ないものかと思っていました。
だって、それくらい待ちましたもの。

で、やっと出たと思ったら全巻抱き合わせで買えと。

どんだけ文学賞に出品したいのか知りませんが、
1巻から新装版で出すなりなんなりしてでも、文庫で3巻を出してほしかったですよ。
まあ、第3部は薄かったので、3巻を出すやる気もなかったことはうかがえますけどね。

こんな厭味の一つもこぼしたくなりますよ。
だって、挿絵もないんですよ。
僕はあの挿絵が大好きだったのに。
ライトノベル畑の住民としては、ホントに裏切られた気分なんですよ。
僕は第1巻を買って、奈々子さんが家を出て行ってしまうシーンで泣いてしまったんです。
優しい環境が壊されてしまう気がして、凄く悲しくて、本を読み進めることもできなくて1時間くらい泣いてました。
その頃の思い出が、なんだか裏切られたき気が、今しているんですよ。

あの思い出の一冊のライトノベルが、ほとんど無かったことにされて
ライトノベルの匂いが一切しない装丁で、題名すら変えられて、こうして出版される。
それがなんだかもうね、悲しいんです。
僕はミギーさんの挿絵が印刷してある、こぢんまりとした文庫本の第3巻を読みたかったですよ。
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