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荒野へ (単行本)

ジョン クラカワー (著), Jon Krakauer (原著), 佐宗 鈴夫 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1992年4月、ひとりの青年がアラスカ山脈の北麓、住むもののない荒野へ徒歩で分け入っていった。四か月後、ヘラジカ狩りのハンターたちが、うち捨てられたバスの車体のなかで、寝袋にくるまり餓死している彼の死体を発見する。彼の名はクリス・マッカンドレス、ヴァージニアの裕福な家庭に育ち、二年前にアトランタの大学を優秀な成績で卒業した若者だった。知性も分別も備えた、世間から見れば恵まれた境遇の青年が、なぜこのような悲惨な最期を遂げたのか?クリスは、所有していた車と持ち物を捨て、財布に残った紙幣を焼き、旅立つと、労働とヒッチハイクを繰り返しながらアメリカを横断、北上し、アラスカに入った。著者のクラカワーは、大学卒業後のクリスの人生を追いかけ、その時々にクリスと触れ合った人びとを捜し出してインタヴューし、彼の心の軌跡を検証する。登山家の著者にとって、クリスの精神は理解できないものではない。また荒野に魅せられた人びとというのは、昔からいて、さまざまな作品や記録が残っている。こうした精神史や自らの体験も踏まえ、共感と哀惜の念を込めて、クリスの身に何が起こったのかを描き出す。出色のノンフィクション。


内容(「MARC」データベースより)

青年はなぜ厳寒のアラスカへ消えたのか。裕福な家庭に育ち、優秀な成績で大学を卒業した彼が、なぜ悲惨な最期を遂げたのか。彼の人生を追いかけ、彼と触れ合った人々にインタビューし、大自然に魅入られた心の謎に迫る。

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5つ星のうち 5.0 孤独ということについて考えさせられる一冊, 2003/12/11
By silver・apples ""レトロ童子"" (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
誰しも「...全てを捨てて何処かへ行ってしまいたい」と深刻な衝動に駆られた覚えがあることでしょう。私もある。現実問題としてこの日本の様な島国では、失踪するにせよ結局は人の中に紛れ込む羽目になるだろう。しかしこのノンフィクションで追体験される失踪と放浪は、アメリカ大陸ゆえに意味も違ってくる。我々日本人の冒険や放浪に対するイメージと彼等のそれは、スケールも意味も根本的に違う様に思える。そうしたロマンも大陸ではほとんど命がけの冒険になってしまう。これは私見に過ぎないが、主人公の行動はむしろ「孤独への挑戦」めいており、本書を読み進めるうち、主人公の魂の叫びが渓谷や山脈にこだまするような錯覚を覚えてしまうのは、きっと私だけでは無いだろう。私も孤独を愛するたちだが、こんな寂寥感に果たして正気を保てるか、とても自信は無い。私は都会に暮らして永く知人も少ないが、孤独を感じた事など一度も無い。TVもあるしゲームやインターネットが在る現在では、退屈や寂しさなど幾らでも紛らわす事が出来る時代、だからこそ「引きこもり」等も成立する訳だろう。少なくとも自身の「孤独」と対峙せずに済むのがこの文明社会であり現代と言う時代だ。しかし本書の主人公は、そのすべてを捨て、文字どおりの「荒野」へ向かった。本書は主人公失踪の足跡を辿るノンフィクションであり、真実は「神のみぞ知る」ところであるが、著者の推理は我々の興味と相乗効果を奏している。そして著者は主人公の死の謎にひとつの仮説を得る。つまり本書には主人公の実像や行動を追跡し、推理謎解き的な面白さがある。詳しく書かないが、主人公失踪の動機はある事情からの絶望と推理は出来るが、しかしそれだけてこんな放浪生活を志向するものだろうか? 何が彼をこんな「孤独への挑戦」に駆り立てたのか、悩み多き現代人ならば誰しもが、この主人公の「真実」を知りたいのではないだろうか。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 初めての洋書, 2009/1/4
このレビューの引用元: Into the Wild (ペーパーバック)
和書荒野へ (集英社文庫)を先に読んでいたのですが、
クリスの残した手紙や、数多くの有名な著者の残した一文、訳す前の地名など、
当事者たちの世界観をしりたくて洋書を買いました。

和書では日本人のために大まかな地図が載せられていましたが、
洋書は地形が分かるようになっています(地図のページ数は同じくらい)。

Into the Wildを語るには欠かせない一冊だと思うし、
欲しかった分、買って満足です。
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23 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 是非20代の人に!, 2002/2/18
このレビューの引用元: Into the Wild (ペーパーバック)
20代始め、社会での自分の位置や立場が把握できず、また自分が属する社会を肯定もできず、自分の中の何かを自分でつかみたくて放浪の旅を始めた主人公の気持ちに、同じような年齢で読んだ私は悲しいくらい共感できました

彼の痛ましく正直な生き様、それをむげに否定することはできません。
きっと自分がこの本に出会う年齢で感想が様々に異なるとはおもいますが、
是非若い人に読んで、それぞれ何かを感じてもらえたらと思います。
"Into Thin Air" もすばらしい本ですが、全く異なるジャンルとして読んでください。

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