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荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6)
 
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荒蝦夷 (集英社文庫 く 19-6) [文庫]

熊谷 達也
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

蜂起せよ!
陸奥へと押し寄せる大和の軍勢の前に、ひとりの荒蝦夷が立ちはだかる。その名は呰麻呂──。
古代東北を舞台に雄渾に描く服わざるものたちの叙事詩。

宝亀五(西暦七七四)年、陸奥国の北辺には不穏な火種がくすぶっていた。陸奥を支配せんと着々と迫り来る大和朝廷。そして、その支配に帰属する、あるいは抵抗する北の民、蝦夷。動乱の地に押し寄せる大和の軍勢の前にひとりの荒蝦夷が立ちはだかった。その名は呰麻呂。彼が仕掛ける虚々実々の駆け引きの果て、激突の朝が迫る──。古代東北に繰り広げられる服わざるものたちの叙事詩。

内容(「BOOK」データベースより)

宝亀五(西暦七七四)年、陸奥国の北辺には不穏な火種がくすぶっていた。陸奥を支配せんと着々と迫り来る大和朝廷。そして、その支配に帰属する、あるいは抵抗する北の民、蝦夷。動乱の地に押し寄せる大和の軍勢の前にひとりの荒蝦夷が立ちはだかった。その名は呰麻呂。彼が仕掛ける虚々実々の駆け引きの果て、激突の朝が迫る―。古代東北に繰り広げられる服わざるものたちの叙事詩。

登録情報

  • 文庫: 389ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/12/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087462420
  • ISBN-13: 978-4087462425
  • 発売日: 2007/12/14
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
大学時代国史の教官から「日本という視座から古代~中古の東北を見ても理解できない。それはヤマトというフィルターを通して見ることになるからだ。東北には東北を中心に据えた理解の枠組みが必要だ」と習ったことが思い出される。まさしく東北にとっての東北人がこの本では躍動していた。ヤマトにつけられた蔑称としての「蝦夷」を、ヤマトとは同一視されたくない自分たちのアイデンティティ「蝦夷」に転換して誇り高く生きる荒ぶる魂が全編に渡って我々に昂揚をもたらす。しかし、時代を世界を社会を動かしたのは一握りのスーパーヒーローだという英雄史観の枠からは作者ものがれられなかったのではと感じてしまったのも事実である。
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By 辰己 トップ100レビュアー
形式:文庫
大和朝廷が「東北の地」を支配下に納めていくプロセスは、
高橋克彦の「火炎」が圧巻だった。
しかしこの「荒蝦夷」も、優るとも劣らない。

押し寄せる大和朝廷軍に立ちはだかる荒蝦夷――砦麻呂。
人物造形も秀逸。他のキャラも充分に書き込まれている。

「火炎」ほど、血湧き肉躍るものはないが、
そのぶん、静かな炎のような迫力がある。
これは熊谷達也独特の、重厚な迫力だ。

決して服従しない者たちの生き様は、感動的でさえあった。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
NHKあたりには、是非本格大河ドラマの設定作品として勉強でもしてもらいたい作品である。
蝦夷と呼ばれる種族が、時の政権(大和朝廷)の政権下で、勢力を伸ばしてゆく様を、リアルに、ドラマチックに描く力作である。
人の執念、葛藤、拘り、確執、天分、裁量、決断などが、様々な登場人物を通して計算して描かれ、最終の制覇までに至る。等しく読者は、満足に至る作品ではなかろうか?
自然描写、人間描写も、誇張せず、手を抜かず、読者の想像力に寄与していると思われる。
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