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最も参考になったカスタマーレビュー
26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
岸辺露伴と『ナインスゲート』の意外な関係,
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レビュー対象商品: 荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書) (新書)
2011年6月22日リリース。荒木飛呂彦がこよなく愛すホラー作品を100作リストアップ(正確には『ぼくのエリ 200歳の少女』と『ミッドナイト・ミート・トレイン』の2作が追加されて102作)し、氏独自のカテゴライズによって熱く語られる。巻末にはこれらの作品の詳細な時系列リストも添付されている。まず『荒木飛呂彦の選ぶホラー映画 Best20』が最初にどーんと表示される。このあたりも荒木飛呂彦らしいなぁ、と思う。全部書くとネタバレになってしまうので書かないが、やっぱりクリエーターらしい視点で選ばれていて、作品の『創り込み』に重きが置かれているのになるほどと感心した。特に共感したのは『ナインスゲート』を第5位に持ってきたところ。200ページあたりには岸辺露伴と『ナインスゲート』の意外な関係についても触れられていて、ジョジョ好きには読み逃しできない内容である。 『創り込み』についてのクリエーターらしい分析は、例えば第7位にあげている『リング』についてもTV版としていて、映画版、TV版、リメイク版各々を詳細に分析していて実に面白い。リメイクについても様々な視点から比較分析しているところも興味深かった。 あとがきに登場する言葉、『芸術作品は『美しさ』や『正しさ』だけを表現するのではなく、人間の『酷さ』だとか『ゲスさ』とか、そういった暗黒面も描き切れていないと、すぐれた作品とは絶対言えません。』という言葉に、荒木飛呂彦氏の作品が重なり、やはりすばらしい作品を生み出す人というのは、たくさんの作品を多面的かつクールに分析し、再構築して自分のものとしているのだなと思った。少なくとも観ていない作品は是非観たい、と思ってしまう映画論である。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ホラー映画も分かるし、荒木先生のルーツも分かる,
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レビュー対象商品: 荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書) (新書)
ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦先生が100作のホラー映画について語ります。「奇妙なホラー映画論」、と言いますが、書いてある内容はいたって普通。 取り扱われる作品もエイリアン、死霊のはらわた、13日の金曜日、スクリーム、シックス・センス・・・・とメジャーなものが多く、そこまでディープな内容ではありません。 本書が重要な意味を持つのは僕らが大好きな荒木先生がどう映画と向き合い、何を感じ、そこから何を吸収して、今に至るかを感じ取れる点にあります。 先生の作品は言うまでもなく、多くの不死身の超人やゾンビや吸血鬼が登場するのですが、そうしたモチーフを取り扱う表現者としての心意気みたいなものをひしひしを感じ取ることができました。 荒木先生のファンブックとしても、ホラー映画論としてもなかなか面白いものになったと思います。 個人的に嬉しかったのは、僕の大好きなトンデモホラー「バスケットケース」を100作の中に選んでもらえたこと。 また「アイアムレジェンド」は後半の物語の破綻が激しいなあと思ってたので、その点も意見があって嬉しかったです。 ということで★4つ
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ホラー映画の分類がユニーク,
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レビュー対象商品: 荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書) (新書)
「ジョジョの奇妙な冒険」の著者である荒木飛呂彦が、ホラー映画について書き下ろした本。『ただ「美しい」「正しい」だけの作品には、決定的に「癒し」の要素が不足している」(あとがき)という著者が偏愛するホラー映画およそ100本ほどを俎上に載せつつ、ホラー映画の魅力を縦横無尽に語っている。最初のテーマとして取り上げられているのが「ゾンビ映画」というのが、いかにも「我々の世代」のホラー映画ファン。僕の少年時代はホラー映画と言えばドラキュラやフランケンシュタインが王道で、ゾンビはあくまでも小さな脇役でしかなかった。それが今はゾンビこそホラー映画の主役。著者はその魅力をゾンビの徹底した無個性・没個性にあると述べていて、これはまさにその通りだと腑に落ちる指摘。このゾンビ論だけでも、この本を購入して読んだ価値があるというものだ。著者によるホラー映画の分類がなかなかユニーク。ゾンビ映画からはじまって、「田舎に行ったら襲われた」系ホラー、ビザール殺人鬼映画、スティーブン・キング・オブ・ホラー、SFホラー映画、アニマルホラー、構築系ホラー、不条理系ホラー、悪魔・怨霊ホラー、ホラー・オン・ボーダーというのが各章のタイトル。これがだいたい映画のジャンル分けに相当する。このうち「田舎に行ったら襲われた」系ホラーや構築系ホラーというのは、ネーミングも含めて僕の中には存在しなかったホラー映画の概念だった。この本では取り上げられていないのだが、じつはブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」も「田舎に行ったら」系だということに気づく。 映画研究本や評論本ではなく、あくまでも映画ファンによるエッセイ。著者が人気マンガ家だということもあり、おそらくほとんどの人にとっては、荒木飛呂彦という作家の創作の源泉を探るという意味で興味深い本になるのだろう。しかしこれはホラー映画ファンにとっても、新しい視点を教えてくれる優れたエッセイ。これを読むと「あの映画にはこんな見方があったのか!」という新しい発見が得られることと思う。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 3.0
ジョジョ好きは、読んでください
各ホラー映画について、 タイトルを上げて、ストーリの概略、魅力が書いてあります。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: abysomali
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