草軽電鉄(鉄道廃止後は草軽交通)について知りたいとします。社名の下の部分が変わっていますからamazonで「草軽」って入れて書籍を検索すると42冊出てきました。「お、意外にあるじゃん」と思って見ると、なぜか競馬ウマの本が36冊(!?)、その他エッセイや小説が3冊・・・。で結局草軽電鉄の本って3冊しか無い。昭和37年に廃止されてしまった草軽電鉄については今ではそのくらい情報が少ない。その中でも最近の刊行で、また安価で手に入れ易いのがコレ。このシリーズ共通で表紙以外はオールモノクロながら、草軽の歴史・車両・駅等を豊富な写真で紹介。
マニアックなRM LIBRARYシリーズにあって異質なのは『絵葉書と文学に綴られた「草軽」の記憶』という記事であり、場所がら乗車することの多かった文人墨客達の文学作品を古い絵葉書の写真ともども紹介していること。一部縦書きのページも含めこれに8ページがあてられる。こういう鉄道紹介記事もありだなと感じた。
著者の手による全線地図のイメージイラストが見開きであるが、配線や駅舎の位置など草軽の概況がわかって非常に良くまた楽しいのだが、草津方面が小さくつぶれて不明瞭なのが残念。これが星1つ減の箇所。
いずれにしても今では非常に貴重な情報源となる本なので、私の手元の物も初版の1年後の第2刷なのだが、未入手のファンのためにも時々増刷をお願いしたい。