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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
懐かしくて不思議な街、美奥,
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レビュー対象商品: 草祭 (単行本)
デビュー以来、一貫して幻想的で懐かしく、民話のような美しい物語を紡ぎだしてきた作者。この1冊は、その作風が完結した一つの象徴的作品となるでしょう。 「美奥」というどこか懐かしい街を舞台に不思議で残酷な物語が語られます。 その中には、けものに変化する少年や、守り神になる少女や、不可思議なゲームにのめりこむ少女が描かれていきます。 5つの短編はみな、どこかで「美奥」に繋がっていきます。 昔、日本のどこかにあったような懐かしい街。ほの暗い水路が流れ、丘の上には洋館が立ち、猥雑な界隈は旅人が彷徨う迷路のような建物がひしめく。 異界へと続く裂け目が、ふっと人を飲み込んでしまう不思議の街。 読んでいて、美奥の野原を吹き渡る風や、夜の街、屋根を飛び移る猩猩の影がリアルに浮かびます。さらに扉絵を描いた影山徹さんの作品が素晴しい。「美奥」に迷い込んだ気持ちにさせられる素敵表紙です。 ところで、ここまで3冊恒川作品を読んできて、この雰囲気はどこかで読んだような気がするな、と咽喉まで出てきて出てこない、という感覚に悩まされてきたのですが。 やっとわかりました。 アイルランドの民話です。 民話自体は、ちゃんと読んだことがないので、なんとも言えないのですが、ケルト神話を元にした幻想小説といえばアーサー・マッケン「夢の丘」やピーター・トレメインの「アイルランド幻想」などがあります。 恒川ファンであれば、こちらもかなり楽しめると思います。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
懐かしい景色,
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レビュー対象商品: 草祭 (単行本)
美奥という町を舞台にした5つの短編集.ホラーというよりも民話に近いかもしれません.読んでいて美しい情景が浮かんできたり,どこか懐かしい町を旅しているような気になったり.決してあり得ない話なのに,どこかにこの町が存在するのではないかと思えてくるような不思議なお話です.人と人とのつながり,自然との調和なども優しく,暖かく描かれています.
24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これ、うちの田舎ですか?,
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レビュー対象商品: 草祭 (単行本)
一話完結なのにストーリーが続いている。ある地域を取り巻いて出来上がっている話だ。 語り口が優しく、表現が美しかった。 帯には「Sキングをしのぐ」と書いてあったが、私は夏目漱石をちらりと思いだした。
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