茶道をやっていると、だんだん自分の道具が欲しくなってきて、それを納める袋も自作したいな、なんて思ってくるわけですが、そういう人のために分かりやすく茶道関係の袋物の作り方を紹介してくれている、おそらく初めての教本ではなかったかと思います。今はこの続編や、他社からも茶道袋物の本がいろいろ出ていますが、謎の多かった茶道袋物の作り方を一般向けに紹介した意義は非常に大きいと思います。袋物別の裂地の選び方やその種類も説明されており、写真入りで手順を紹介してあり、初心者にも親切だと思います。
茶道関係の小物ばかりではなく、和装一般に使える巾着(利休袋)や男物手提げ(信玄袋)の作り方も紹介されており、着物に興味のある人にもお勧めです。この本では「茶入仕覆(肩衡)」「帛紗(古袱紗)」「茶杓入れ」「懐紙入れ・茶巾入れ」「楊枝入れ」(2種)「茶扇子入れ」「足袋入れ」「数寄屋袋」「利休袋」(巾着)、「男持ち手提げ」(信玄袋)「2本手持ち手提げ」(和装バッグ)「懐古袋」(和装バッグ)全12種14通りの袋物の作り方を紹介しています。
一つ難を言えば、現在では入手困難な「竹紙」などの材料を使っているものもあり、この辺りは改版の時に見直しをお願いしたいところです。