私が拝読したのは淡交社刊のものですので、幾分違いがあるかもしれません。 まず題目通り古代中国〜中世日本までの茶道の 文化の立場、成立についてはわかりやすく書かれており 非常に興味深いです。
特に、茶席において禅語や漢詩の書を用いられる所以が よくわかります。
しかし、江戸時代から現在における裏千家の変遷、展 望については ほとんど触れられておらず、 また他の文化研究者の論説を軽んじる節があるなど 導入、末節については、全く学にならぬといって等しい浅さです。
茶道根本の理念、思想と現実のギャップ それをどうにか結びつける(ねじ伏せる)道理が示されてない事を考えますと 図書館や、インターネットで十分な内容かと思います。