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茫然とする技術 (ちくま文庫)
 
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茫然とする技術 (ちくま文庫) [文庫]

宮沢 章夫
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつて、これほどまでに読者をよくわからない時空に置き去りにするエッセイがあっただろうか。脱力感みなぎる71篇。面白さを伝えるのが困難な本として絶賛をあびてきた奇書、ついに文庫化で、またもや読者をおきざりにする。大変笑える。おかしい。

内容(「MARC」データベースより)

「パレード」「ぶらぶらする」「発酵と腐敗」「商店街往復」「小走りの人」「微妙なすきまができている」など、脱力感みなぎる71篇のエッセイ集。伝えるのが困難なおもしろさ、笑える奇書。〈ソフトカバー〉 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 324ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2003/04)
  • ISBN-10: 4480038086
  • ISBN-13: 978-4480038081
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
色々な所で連載・掲載されたたエッセイをまとめたもの。
今回はカタカナ英語あり、PC関係ありとバラエティに富んだ内容となっていますが、
中味は至っていつもの宮沢ワールドです。
つい見逃しがちな日常に潜むおかしなことをモチーフにボケたり、
ツッコんだり著者ならではの演劇的なタッチを堪能できると思います。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 呆然とする、というよりはあまりのことに脱力してしまうエッセイがこの宮沢章夫のエッセイの大きな特徴になっている。もともとは、劇団を主宰したりする演劇作家さんなんだけれど、この人のエッセイはとても面白くて、『牛への道』という一冊以降、文庫で出るたびにこの人のエッセイは買ってしまう。
 (あ。まったくの余談なんですけれど、今回のエッセイの中で、その『牛への道』というタイトルがつけられた由来が明かされる話がはいっています)

 なんというか、目のつけどころが上手いんですよ。
 そんなことからここまで面白い展開をするかなぁと溜め息が出るほどに話を転がしていくのが上手いです。どうでもいいような事をとことんひっぱって話を膨らませていくこの人の語りにはまるとついつい吹き出しそうになってしまいます。 
 今回はいくつかの雑誌で連載していたものを再編集したものらしく、そのせいかかなりその雑誌にふさわしいネタが並んでいて、ちょっと話題が偏り過ぎているところが出てきていますが、それもまた面白くて、本当に笑わせてくれます。
 この感覚は、ちょっと文章でうまく伝えることができません。
 めちゃくちゃ短いエッセイばかりだから、本屋さんで手にとって読んでみていただく方が早いてす。たぶん、笑えます。
 ただし、飲み物を飲みながら読んだり、電車の中で読むのはちょっと恥ずかしい事態を引き起こしかねませんので、避けて下さい。もしおもいっきり牛乳やビールを吹き出したり、電車の中で変態と思われたくなければ、それだけは守って下さいね。
 そんなわけで、今日は脱力系の面白エッセイを紹介しました。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
読書が何かの役に立つと考えるのは嫌いだ。

本屋の情景が変わった。
ノウハウ本とか、変革を称賛したりその実践法を解説したりする本とか、価値観の持ち方を教えるような本とかが、増えた。
背中がそのような匂いを発している本に、強い拒否反応が出る。題に「○○力」とあったりすると、それだけで引いてしまう。そのような本の中にも、役に立たない本(=僕の求める本)はあるのかもしれないが、面倒だから一々手に取って調べるようなことはしない。

本書は本屋の店頭で一本釣りした。書名が気に入った。中身は見ないで買った。

どうでもいいようなことへのツッコミの本? なんなんだこれは(著者の口まね)。僕は714円を無駄遣いした。良い買い物だったと思う(反語ではない)。

「素にもどる契機」「発酵と腐敗」などが、猛烈に面白かった。また、『5…読書する犬』はどれも面白いが、特に「こぼれ落ちた、暗く熱いもの」「爆発とよろこび」が気に入った。
著者は非常に丁寧に題材を見つけ、繊細に言葉を選んでいると思う。そして勢いで書いているようなフりをしている。
もしかして著者は小心者なのか? それとも僕の誤解だろうか?

宮沢章夫『茫然とする技術』
ちくま文庫 筑摩書房
二00三年四月九日 第一刷発行
二00五年七月十五日 第三刷発行
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