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What sort of 'nese are you people?
Are you Chinese, or Japanese, or Japanese?
(おまえたちは何ニーズだ?チャイニーズか、ジャパニーズか、それともジャヴァニーズ<ジャワ人>か?)
と侮辱されたそうです。つまり、東洋人なんてみんな同じような顔をしていてなに人でも同じだ、ということです。それに対して天心は、
We are Japanese gentlemen.
But what kind of 'key are you?
Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?
(わたしたちは日本人紳士だよ。ところで君こそ何キーなんだい?ヤンキーか、ドンキー<ばか者>か、それともモンキーか?)
と、答えたといいます。
英語教育論争で必ず話題になるのが、「英語を熱心に学ぶことは文化的従属ではないか」ということです。
たしかに、英語を通じて文化なり考え方なりを吸収するだけで、英語を受信機としてしか使わないとすれば、それにも一理あるかもしれない。
でも、その反証となるのがこの本で紹介されている「英語達人」です。英語を極めることによって、日本の茶の文化を紹介したり、武士道を説明したりと、発信するための道具として英語を使いこなしています。
この本が扱っているのは、英語を一生懸命勉強してアングロサクソンの文化に染まりきってしまった亡国ではなくて、かえって自国の文化的背景をはっきりと自覚して、独自の文化や伝統や習慣、考え方を世界に対して分かりやすく説明することに秀でた達人です。
「日本人は英語が苦手」という常識が吹っ飛びます。
真に極めれば相手の長短を呑み込んで相手に自分の真の姿を伝えられるようになるものだ。中途半場に相手の影響を受けると、そのすばらしいところばかりが目に付いて、「それに比べて日本は・・・」になってしまう。
自国のことを十分に知らない(説明できない)似非アメリカ人(イギリス人)になったところで、相手のrespectなど得ることなどできないことがこの書からわかると思う。
もうひとつすばらしい点は、単に英語圏に留学したり、住んだりするだけで英語ができるようになる、ましてや3週や半年で英語ができるようになる、などということが如何に馬鹿げた誤謬かを示していることだ。
初学者にこそ是非とも読んでほしい。これを読むか読まないかでその人の学習方向方針が大きく変わりうる。それほどの一冊だ。
蛇足、といっては著者に失礼だろうが、結構クスクスと笑わせてくれる楽しい本でもある。
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