日本人がなかなか苦手とする発音についての練習法がとても詳しく解説されており、特にこれから本格的に英語の勉強を始めていこうと考えている人は一読の価値はあるかもしれません。
確かに発音についての解説はわかりやすく、役に立つでしょう。同時に著者は英語学習法についても解説していますが、これはあくまでも著者1人の見解であり、鵜呑みにする必要はないと思います。
語学を習得していく課程で、繰り返し同じリスニングテープなどをしつこく聞いてまずそれを完璧に覚える、これは本気で英語を学びたいと思っている人にとっては避けて通れない道のりです。だた、この本ではその方法がより具体的に書かれているところが特に初心者にはわかりやすいのかもしれません。
「できれば20代の後半までにリスニング能力を100%にしてほしい」、「完璧な英語耳になるまでには、国内で勉強する場合は10年は必要」など、特にこれらの著者の個人的見解には惑わされないで欲しいと思います。いつ、どんなきっかけで英語を勉強するきっかけがくるのか、どんな風に勉強を続けていく事が出来るのかは人それぞれです。あくまでもこの本の内容を参考程度にとどめ、自分に合っている勉強方法に良いところを取り入れていく、他の本と同様、そんな感覚でこの本を「利用する」感覚で使っていけば良いと思います。
ちなみに・・・私はブロークンですが昔からよく英語の歌を歌っていたので、「歌を利用する」学習法には賛成です。しかし、歌うのが好きでない人、何十回歌っても自分が「気持ちよく」歌っている姿を想像できない人には、この方法はあまり意味がないと思います。100万部売れているベストセラー本だそうですが、私個人的には著者の学習法は万人向けだとは思えません。先ほども言いましたが、あくまでも参考までにとどめて読み進めていくのに適した本でしょう。