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「はじめて出会った単語より、過去に何らかの形で出会った単語の方が身に付きやすい」
ということである。英文読解の際「理解不能」な単語に出くわしたとき、「以前どこかで見たような気のする単語だ」と「はじめてお目にかかる単語だ」では大違いである。はじめて出会った単語ならその時点がその単語記憶の第一歩である。しかし以前に別の英文か単語集などで見たことのある単語ならば、はじめてお目にかかる単語より格段に記憶しやすいはずである。単語集で記銘しておいたスペルと意味が思い出せれば、十中八九その時点でその単語は自動的に記憶される。だから語彙増強は「知らない単語が出たとき記憶する」より、単語集であらかじめ「効率よく」英単語をうろ覚えでもよいから、見ておいた方がよいのである。人間が単語を記憶するプロセスには段階がある。だから単語集は、その第一歩の
「英文を読む際に、はじめて出会う単語を、効率よく減らしておく」
ために使うものである。そういう訳で『赤尾の豆単』の使い方であるが、3800語すべてをスピーディーに見渡す。言わばどのような未知単語があるのか博覧しておく。そして折に触れて何度もめくる。記銘するときは精神を集中して音読しスペルをにらむ。最初はすぐ忘れてしまうだろうが、何度も反復すればよい。どうしても憶えにくい単語もノートなどに書き写す手間など取る必要はなく、マークだけしておけばよい。忘れることを恐れずにとにかくスピーディーに、反復作業をすることである。そうして3800語を「以前どこかで見たような気のする単語」にしてしまう。そうすれば英文を読んでいるとき、再びその単語に出会ったならば、まず確実に「身に付く」だろう。
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