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本書は「(日本)語の影響によって生ずる音の壁を乗り越えて、短期間で確実に英語の音を習得するための方法を体系化」したものです。ただ単語やフレーズの発音の仕方を並べてあるのではなく、日本人が聞き取れない、言えない、英語の音声現象を体系的に取り上げ、なぜそうなるのかという理由もわかります。それも著者の独断とかではなく、きちんと英語音声学に基づいています。それぞれの現象ごとに、まず概論の説明があり、それがいくつかの項目に分かれてさらに解説があります。それぞれの項目ごとに豊富な例文とそれ以上に豊富な練習文があり、全てCDに収録されていて実際の音がわかります。その例文や問題文一つ一つにもなんらかの解説があり、CD音声だけではよくわからない初心者のためにそれぞれがどのように響くかを“あくまでも参考として”カナで表記してあったりもします。前のレビューはたぶんこの例文か練習文の参考カナ表記の部分「だけ」を言っているのだと思いますが、章、項目、練習ごとの解説をきちんと読めばわかるとおり、くだけたアメリカ英語での[t]の脱落のこともちゃんと説明してあります。 私も「知っている人」ですが、本書は日本人が苦手な英語の音声現象を体系的、網羅的に豊富な例文で耳・口慣らしながらおさらいするのに役に立っています(この目的で本書を上回るCD付き一般向けテキストがあればぜひ教えて欲しい・・・)。
ただ問題点としては、母音・子音といった個々の発音の解説が簡素なので、初心者はこの本の前に「英語の発音がよくなる本」などを一通りやったほうが良いと思います。
実際に40代の生徒さんに使ったのですが、... 続きを読む
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