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英語の歴史―過去から未来への物語 (中公新書)
 
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英語の歴史―過去から未来への物語 (中公新書) [新書]

寺澤 盾
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

5世紀半ば、ブリテン島の一部でのみ使われていた英語は、現在、15億人が使う国際言語へと成長した。英語は8世紀以降、北欧語、ラテン語、フランス語といった「侵入者」たちから、16世紀以降は英国人の海外進出に伴いアメリカ、アジアの言語から、語彙・綴り・文法など様々な影響を受けて創られてきた。本書は、現代英語を意識しながら1500年の歴史を概観し、近代英米社会で急変する姿とその未来を描くものである。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

寺澤 盾
1959(昭和34)年東京都生まれ。82年、東京大学文学部英語英米文学科卒業。84年、同大学院人文科学研究科英語英文学修士課程修了。85~89年、ブラウン大学大学院言語学科留学。89年、同Ph.D.、一橋大学法学部専任講師を経て、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻准教授。97~98年、オックスフォード大学にて在外研究、2008年4月より1年間ハーヴァード大学で客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 241ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/10)
  • ISBN-10: 4121019717
  • ISBN-13: 978-4121019714
  • 発売日: 2008/10
  • 商品の寸法: 17 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pp-tang
形式:新書
良書。語彙、発音、文法、綴りなど扱う内容は多岐にわたるが、さりげなくも、非常にツボをついた話題選択がなされており、何度「へ〜」と思ったか知れない(ちなみに私は、過去に類書――たしか『英語を学ぶ人のための英語史』という本だったと思うのだが――を読んで英語の歴史的な経緯をおおまかに覚えていただけの素人)。「主張」や「思い」をこめた本も世の中に多く存在するが、本書のように事実を丹念に追う本もやはりいいなあ、知らないことを知るのはやはりいいことだなあと素朴に思い返したりもした。私が面白く思ったことの一部を紹介。

●9世紀にデーン人侵入に苦慮したアルフレッド大王がデーン人と条約を結んで、デーン人が自分たちの法律で統治できる地域を指定。Derby,Rugby,Whitbyなど-by(北欧語で「町」の意味)がつく地名が今も600以上あるのはその名残。またAndersonとかJohnsonなどといった-sonという名前も北欧起源で、「〜の息子」の意味(父称)。
●助動詞doを使った疑問文や否定文は、(語形変化消失の代償として固まった)「SVO」の語順保持の傾向と相まって発達(have you 〜?ではなくdo you have 〜?にすればSVOの順は失われない)。
●ジュリエットがロミオを呼ぶときの二人称は最初you(当時は敬称)の系列を使っていたが、途中から親しい呼び方thouの系列で呼ぶように変わったこと。
●mayやcanが、「可能」から「許可」をへて「軽い義務」をあらわすようにもなっていること。
●大母音推移のこと。

こまごまとしたことを含めて面白かった点を全部書くとたぶんこの20倍ぐらいになると思う。以上これから読む一助になれば幸いです。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
形式:新書
読み切るのに4時間以上かかった。普通の新書の3倍。でも、読みがいはその10倍。日常レベルの英語の読み書きに苦労しない人ばかりであろう、本書の主たる読者にとっては、己の知的水準の高さを確認して「満足」なのだろうが、TOEICで500点にも満たないスコアしか取れなかった英語劣等生の私には、発見の連続だった。なんで英語には類語がたくさんあって(「ストリート」と「アベニュー」みたいな)いちいち覚えないといかんのだろう、と思っていたが、それは元々の英語にフランス語由来の言葉も移入されたから。また、動物自体の名前(「ox」とか「sheep」)は本来語だが、肉の種類(「beef」と「mutton」)はフランス語由来とか。そして、全く同じ言葉で品詞が自在に変わってしまう「ゼロ派生」もユニークな文法だと言える。例えば「love」は「愛する」にも「愛」にもなる。「そういえば」と感じることばかりだ。文法や発音に関しても一定程度触れられているが、やはり本書の肝は語彙だ。仏独はもちろん、古典語、近世以後は日中印からも語彙を取り込んできた貪欲さもあるから、英語は国際語の地位を占めたのだろうかと感じる。

ポリティカル・コレクトネスにも丁寧に触れられている。恥ずかしながら、everyoneの代名詞はtheyだと思っていたのだが、単数なので伝統英語ではhe。しかし、フェミニズムの波で、文法も性差を極力なくそうという流れの中、単数のtheyが定着しつつあるという。しかし、身体障害者の表現で、challenged(困難に立ち向かっている)という婉曲さはどうなんだろう…

いろいろ学ぶ所があったし、国際語である英語について考えるための材料が多かった。掲出された英単語の多くが巻末索引で検索でき、より学びたい人の助けになる。初学者には難しいが新しい世界への扉を開けてくれる。いい新書の好例といえる一冊だった。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Changing English 2009/2/14
形式:新書
 『英語の歴史』なんてタイトルからは、とても堅苦しい英語史の教科書を想像するかも知れない。が、本書の帯には"Changing English 〜 The Stories from the Past to the Future"と英題が付されていて、むしろこちらの方が本書の内容を的確に表している。

 約200ページの本文のうち、純粋に英語史に属する内容は19〜134頁にわたる全体の半分強ほど。残りは現代英語の多様性や今後予想される変化などを幅広く取り上げている。専門家以外の読者にはむしろこちらの方が興味深いと思われる。本文の途中に"column"という囲み記事が時々挿入されていて、そちらの方も様々な英語に関するトリビアが紹介されていて興味深い。又、図版が多いことも良い点。

 本書を最もお薦めできるのは、授業中のネタ仕入用として英語教師の方々に。中学英語以上の基礎知識はほとんど不要なので、英語に関心のある高校生、大学生、社会人にもお薦めです。
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投稿日: 2009/10/11 投稿者: ななめ読み
素人意見ですが.
当方英語好きの素人ですので,その観点からの評価です.
全体として素人にも面白いと思える内容が含まれており,... 続きを読む
投稿日: 2009/1/10 投稿者: sk
英語の複雑で数奇な歴史をわかりやすく説く
古英語、中世英語、そして近代、現代と大幅な変化をしてきた英語。
その歴史をコンパクトに、わかりやすくまとめている。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/2 投稿者: チャックモール
正当な「教科書」ですが…
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投稿日: 2008/11/22 投稿者: Chopin's Thirds
「急がば回れ」の英語学習。英語の歴史が分かると語源・綴り・発音の謎も分かる。
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英語史の概説的入門書
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投稿日: 2008/10/25 投稿者: ishilinguist
新しい英語史の入門書
購入してすぐページをペラペラとめくってみただけで今までの英語史の本とは違うと思いました。何といっても過去ばかりでなく現在そして未来にも言及しているところが他に類を... 続きを読む
投稿日: 2008/10/24 投稿者: takashi
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