春と修羅が英語になってると知って買った一冊。
読んでみるとまるで賢治が英語を話しているような感覚に飲み込まれました。
収録作品は
1、雨ニモマケズ
2、札幌市
3、永訣の朝
4、わたくしどもは
5、風景とオルゴール
6、氷室の冗談
7、『春と修羅』序
この本の良いところは、作者が本当に宮沢賢治を好きだというところですw
賢治の世界を壊さないように、細かいところまで「音の響き」と「言葉の並び」に
丁寧に丹精込めて英訳しています。
日本語での解説も、賢治の生い立ちを見ながらの解説なので読み応えがあります。
看病を「to take care」ではなく、「to nurse」としたのは何故か。
オロオロやごうごうという擬音語を英語で表現すると?
個人的に私は賢治の少しややこしい日本語を使う雰囲気が好きなのですが、それを
うまく英語に訳されているなと思いました。英単語の並べ方も工夫しているので
英語だけ読み解くのも面白いかもしれません。
これまで、英語の「音」は苦手で詩などはあまり読んだり聞いたことが無かったの
ですが、日本語の響きの良さとともに英語の価値観も変わる一冊でした。
因みに、作者は賢治の弟に会いに行くほどの熱血ファン。
銀河鉄道も読んでみたいですね。