この本は全章を通して、文章中のキーワードとなる日本語の直後に、相当する英語表現がのせてあり、日本文化の英語訳を文脈の中で有機的に学べるので、大変ありがたいです。他にこういう構成の本はあまりないでしょう。
内容はプロの通訳ガイドの人でも知らないような、詳しいところまでつっこんで書いてあり、読んでるうちに自然に造詣が深まりそうです。また、章ごとにクイズや語彙集があって、途中で飽きることなく読み進めます。例えば、食、住のところではすしネタ、丼の表現に始まり、日本酒の味の表現、マニアックそうな魚介類名のクイズがあったり、伝統建築様式の特徴のわかりやすい表があって、使えます。
通訳ガイドをめざす人だけでなく、合格後の人にも、というか、プロをめざす合格者こそ、活用できる本です。ただ、ひとつ難を言えば、文字のサイズが年輩の人にとって読みやすいように、もう少し大きいほうがよかったのでは?