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類書とひと味違うのは、通訳ガイドのプロとして活躍する著者が、昨今日本を訪れる外国人が何に興味を持つかを正確に把握している点だろう。神社仏閣の案内やはしの使い方、温泉の入浴法といったオーソドックスなテーマにとどまらず、コンビニ、パチンコ、居酒屋、トレンディー・ドラマの舞台など、現代的な話題にも幅広く対応している。日本紹介表現も、welcome cat (まねき猫)や outdoor bath (露天風呂)をはじめ、tuna rice bowl (鉄火丼)、education-obsessed mother (教育ママ)と、多彩だ。
解説にも通訳ガイドならではのアドバイスが光る。たとえば、「こんにゃく」は辞書に載っている devil's tongue ではなかなか通じないらしい。a hard jelly made from a kind of root (根菜の一種でゼリー状に固めたもの)と説明したほうがわかりやすいという。
しかし、本書はプロ仕様の参考書というわけではまったくない。英語は平易なものが多く、高校レベルの基礎力があれば、誰でも使いこなせるはずだ。フレーズやスキットは付属CDにも収録されているので、スラスラと話せるようになるまでしっかり練習しておきたい。(成重 寿)
出版社からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
出版社 山口晴代
目次:プロローグ/Part1ガイドの基本フレーズ300(挨拶とおしゃべり/ツアーの計画と日程/見学地での誘導/見所の説明/提案する、注意する/盗難や病気について/食べ物や飲み物について/乗り物の案内/ホテルでの案内)/Part2状況別ガイドのポイントを押さえる(1.一緒に食事をする/2.買い物に付き合う/3.観光案内する/4.娯楽やスポーツに興じる/5.会社や自宅に案内する)/コラム:通訳案内のコツとトレーニング法
著者 中山幸男
この本をお勧めしたいのは、これからガイドを目指す人や、外国のお客さんを連れて日本を案内することになった人、海外での語学研修中に日本について説明する人などですが、プロのガイドでも現場でそのまま使えるようなネタが満載です。
本書に出てくる英語表現は比較的短いものばかり。外国人には一息で言える長さで、パパッと要領よく説明したほうが喜ばれます。英語の表現だけでなく、様々な場面でどういうふうに説明をしたら、外国人客に興味を持って聞いてもらえるかそのコツをつかんでください。
付属のCDを使用して日頃から口慣らし練習を積んでおけば、現場でのスラスラ感も違ってくるはずです。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
(株)JTBの専属を経て、現在フリーの通訳ガイド。英語講師、文筆業に加え、NHK学園英語講座の監修など多彩な顔を持つ。(社)日本観光通訳協会常務理事およびオックスフォード国際教育カレッジ顧問
クラーク,ジェフ
米国カリフォルニア州出身。スタンフォード大学で日本語専攻。NHK文化センター、NHK「ラジオ英会話」などで英会話講師を務め、現在は清泉女子大学と麻布学園で教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)