4週間で読み切るスタイルで、毎日のメニューは「Morning Lesson」と「Evening Lesson」の2本立て。「Morning Lesson」は記事風の読み物、「Evening Lesson」はカジュアルな会話で構成されている。各学習ページは英日対照のレイアウトなので、まず日本語で読んで大意をつかんでから、英語に入っていくという学習法も可能だ。
本書はインディーズ映画の情報アーカイブの趣もあり、取り上げられる話題も、古くはオーソン・ウェルズの『市民ケーン』にはじまり、世界的な人気を博したジム・ジャームッシュやスパイク・リーの作品を押さえつつ、魔女探索を描いた『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、トランスジェンダーの名作『ボーイズ・ドント・クライ』など90年代後半の名作までをカバーする。英語のほうも、「casting(配役)」、「blockbuster(劇場大ヒット作)」、「spoof(パロディー映画)」、「subtitles(字幕スーパー)」といった映画を語るうえで必須の表現が覚えられる。
インディーズ映画情報はネット上にも散在しているが、本書はそうしたムービーサイトのURLも紹介している。少し英語に自信がついたら、アクセスしてみたいものだ。なお、本書には別売CDが付いたバージョンも用意されている。(成重 寿) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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この本の半分はインディーズ映画を話題に語り合う会話例文を取り上げていますが、あとの半分はインディーズ映画の系譜や特徴などについて英語で解説した文章が掲載されています。つまり英語を学ぶというだけではなく、インディーズ映画について“英語で学ぶ”という本でもあるのです。
日英対訳形式で編集されているので、まず英語の文章を読んでみて、わからない箇所は隣の頁の日本語文を読むという具合に読み進めることができます。
TIME誌などの映画批評欄を読んでいると、日常会話ではあまり使わないし、学校の教科書でも取り上げられることの少ない英語が多いものです。この本では映画を話題にしたときの英語表現がふんだんに出てくるので、とても勉強になりました。たとえば<receive ample praise(大絶賛を浴びる>、<graphic violence(どぎつい暴力)>、<defiant theme(挑戦的なテーマ)>、<white hat-wearing heroes(正義の味方的ヒーロー)>などなどです。
こういう類いの「英語で」学ぶ本というのはありそうでなかったので、大変よいと思います。このシリーズのほかの本も今後試してみようという気になりました。
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