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英米哲学入門 (ちくま学芸文庫)
  

英米哲学入門 (ちくま学芸文庫) [文庫]

渡辺 二郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

現代哲学の二大潮流―一つは、ラッセルおよびムーアに始まり、カルナップを中心とする論理実証主義を経て、クワイン、ストローソン、オースティン、そしてローティへと至る英米哲学の流れ。もう一つは、カントに始まり、ヘーゲルらのドイツ観念論へと展開し、ニーチェ、ディルタイからフッサール、ハイデッガーの現象学に至る流れである。ところが、カルナップやクワインを熟読する人はヘーゲルをけっして繙読しようとしないし、フッサールやハイデッガーを愛読する人はラッセルを忌み嫌ってやまない。英語圏の哲学とヨーロッパ大陸の哲学との分裂を克服すべく、英米哲学の基本的主張を原理的に捉え直し、展望する、格好の入門書。

登録情報

  • 文庫: 446ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1996/12)
  • ISBN-10: 4480083057
  • ISBN-13: 978-4480083050
  • 発売日: 1996/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 35,006位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
20世紀の英語圏の哲学を通観できる。しかもただの表面的な概論ではなく、一つ一つの概念を、それを創造した人物やその背景にあったのことなどから紐解き、原文から引用することで構成している本格的な入門書です。腰を添えて読む人向きです。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
著者は有名なハイデガー研究者だが、ドイツ哲学全般に大変造詣の深い人で、博引傍証的に、片言一句、引用の根拠を挙げて注記する、典型的な大学人、「東大の哲学の先生」という感じだ。だが、文章はいつも丁寧で、誰にも分かるようにきちんと書いてくれる立派な哲学者だ。その人が、論理記号や、記号の羅列に近い文章を苦手とする人向けに、丁寧に、丁寧に書いてくれた本である。だが、冗長ではなく面白く読めるところが凄い。言っては著者に失礼だが、著者の得意分野の本より面白いぐらいだった。これ1冊で、ムーアからオースティンまで大事なところは基本が分かるぐらいにはなっている。凄い努力の賜物だと思う。だが、時々、我慢しきれなくなったかのように、本音が爆発、「こんな安易な論理で、ハイデガーやヘーゲルを批判できるがらか」と言わんばかりの厳しい指摘は、爽快で哄笑を誘う。一方、読み終わって感謝する一方、やっぱり、論理実証主義の側から言わせれば、この解説には不満と言うか、それは違うぞ、という批判が出てくるのではないか、と想像されてくる。だが、それでも良いのだ。とにかく、読者は、読む前まではチンプンカンプンだった世界が、曲がりなりにも、想定できるようになっているのだから。
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