単語・熟語は、ごちゃごちゃいわず重要なものから暗記していくものだと思っている僕にとって、この本はバイブルです。
「第1章 絶対の200」は本当に入試でよく出る熟語ばかりで、さすが出る順の本家だなあと感心しました。この200語だけでもセンター試験までは十分に対応可能です。章の中もbe動詞が付くものだけとか、8つに分かれていて、「覚えやすさ」にも極力配慮しようとする意気込みが感じられます。
その「覚えやすさ」を最大限にこの本で表わそうとしたのが「第2章 グルーピングで556」だと思います。
この章は12の項に分かれていて、特に前半の項のグルーピングが秀逸です。例えば、「1語で言い換えられる・・・」は、文法・語法問題でよく出てきそうな熟語ばかりです。また「混同しがちな・・・」「似た意味を持つ・・・」「反対の意味を持つ・・・」にも、文法・語法問題はもちろんのこと、長文問題にもよく出てくる重要な熟語がたくさん出てきます。そして後半の項は、熟語の形に目を向けた「形から攻める熟語(I~VI)」がメインとなっています。この第2章を学習するだけでも、この本を買う価値があると思います。
実際の入試には、第2章までをマスターすればかなりレベルの大学まで対応可能だと思います。第3章以降は、余力があるならば取り組めばいいと思います。
付録には取り外しできる会話表現集がありますが、前の版より少しレベルが上がったような気がします。その分、場面や会話の内容はより日常生活に即したものになっているので、入試以外でも使えそうです。
最後に「さくいん」ですが、なんと見出し語にはすべてちゃんと意味も書いてあり、しかも赤シートで意味が隠れるようになっています!! 当然ABC順で本文の順番とは異なりますが、ここだけ引き離して(破けちゃいますけど・・・)、通学中や試験前のスピードチェックにも使うことが可能です。見出し語以外にも、コラムや補足説明で出てきた熟語などを収録したさくいんが別枠であり、検索性という意味では多少面倒くささは残りますが、受験生にはこのほうがありがたいかもしれません。
いま、さまざまな単・熟語集が世に出ていて、使う者はその用途によって様々な選択肢を持つことが可能ですが、一冊だけというのであれば、やはり「ターゲット1000」を選びます。