この本の特徴はひと言でいって「分かりやすい!」というもの。
難しい部分もとても分かりやすく簡潔に解説してある点だと思います。(この著者の他の参考書もこのわかりやすさが一番の特徴です)
難しいことを難しくしか言わない参考書は多いですし、簡単なことまで小難しくしている参考書もあります。その多くは文法用語の羅列で、ある意味解説をごまかしている点にあると思います。しかしこの本は、そう言った類の不必要な文法用語による解説は極力使わないよう配慮しているのが十分読み取れます。
では内容は簡単かといったらそうでもありません。最初はとても簡単な、それこそSVO. SVC. 的な一行の英文から始まりますが、いつの間にか一文が4〜5行にも渡る、国立大学の2次試験の下線部訳問題にでも出てきそうな英文に移行していきます。
しかし、上述のように解説スタイルがとても分かりやすいのと、SV.... などの構造を示す図が全ての題材の全ての英文につけられているので、視覚的にも理解しやすくなっています。またいきなり難易度の高い英文から入るのではなく、徐々に難易度を高くしていく問題配列になっているので、気がつかないうちにいつの間にか難しい英文も読んでいる、という感覚で無理なく勉強できます。
基礎的なところから勉強したい人から、複雑な構造の英文でも自分の力でなんとか理解できるようになりたい人まで、十分に対応してくれるいい参考書だと思います。