著者の「英文法完全制覇」が良書だっただけに、残念。
内容の四分の一は文法事項の説明であり、これにより筆者は英文読解には文法の力が必要ということを確認しているのだが、それは「英文法完全制覇」で述べられていることをそのまま述べており、「英文法完全制覇」を読み切った人、また文法に自信がある人にはこれは必要とは思えない。そもそも英文読解の本なのにこんなに多く(しかも中途半端に)文法事項を紹介するのは無駄だと感じた。
しかし、それにも理由がある。あまりにも本の内容が薄っぺらで、こうでもしないとページが埋まらないからである。本書は240ページあるが正直、80ページで十分まとめられる内容である。
肝心の読解の方は、「5文型を使って読んでいく」方法を延々と説明している。だからこの本を使用しても「読解のコツ」を得ることができても「読解力」は養えない。
ただ、この「5文型を使って読んでいく」方法は、人それぞれではあるが、私は効果があると思ったので評価の星を2つにした。