英文解釈教室の評価がアマゾンで高かったので、読んでみました。ただ、その前段階の本書「基礎編」を取ってみました。基礎と銘打っていますが、本書シリーズそのものがレベル高いので、基礎というより既に中級向けの様相を呈しています。私は、既に社会人である程度英語力はつけてきたつもりだったのですが、いざ精読、細かい前置詞や関係詞の使い方、代名詞が指している部分まで判読したり、著者の求める真意を推測してまで、、、いわゆる多岐に渡る「精読」まで求めるなら、本書でも中々苦戦を強いられると思います。「速読」で読めたつもりでも、やはり「精読」をこなさなければ、読めたうちに入らない。「精読」という土台を築かずして「速読」してもそれは読解力を得られていない。ということを本書によって痛感されます。と同時に、本書は、その前述したような細かいポイントまで解説されているので、痒い所まで届くのもミソでしょう。ここまで、時として執拗?!なまでに解説された書籍も珍しい。ジグソーパズルを一つ一つ分解して、その一つ一つの特徴と隣あうピースとの整合性まで解説している。。そこまでの詳しさです。
ですが、私はある程度このレベルの文章は読めるレベルなので、この解説をまともに全部読むとクタクタになってしまいます。訳しづらい場所にぶつかれば、その都度訳文を読み、適宜解説に目を通すというスタイルで何とか乗り切っています。また、解説は詳しいですが、解説の仕方が勉学者との相性と合致するかどうか。ここは少し微妙な部分があるでしょうね。解説の詳しさは、買えますが、やはり堅苦しさ感が否めず、解説文がすっと私の頭の中に染み渡ってくれるかと言われると、微妙です。これは、相性というのもやはりあるかもしれませんが。。。
あまりに、詳解すぎ、日本語のフィルターに通しすぎると、英語→英語という言語理解構造から離脱してしまう危険性がありますが、と同時に、やはり精読の限りをし尽くしてから速読に向かえば、その光明は一気に差し込んでくるのかな?という期待を篭めて、気が向いた時に本書をめくっております。
基礎編でありますが、本書と向かう事は、同時に英文と本気で対峙するという意味合いも大いにあると思います。
・追記
現時点で8割程度終わりました。
当初は、こんなに分解し、日本語フィルターを通しすぎて大丈夫?などと思いました。実際これをやることで「読む」というより「解読」に近くなってしまいました。しかし、先日英字新聞を久しぶりに購入し、読むと、飛躍的に速読できるようになりました。この書だけが要因ではないでしょうが驚きです。日本語を読むように、頭の中で先読み先読みし、スラスラと読めるようになり、同時にそれができることで、「文法」というとらわれから開放されている事に気が付きました。
そして、読んでいなかった「はしがき」を通読してみると、「読むという行為は、内容や構造から予想し、実際進行し確認と修正を加える作業である」。!!!私が丁度今、到達した状態をはしがきで既に著者は記しているではありませんか。今までの私は、ただ闇雲に新聞や原書を乱読し、「速読」していた気分になっていましたが、やはり「精読」を徹底的にこなすと、間違いなく「速読」はついてくるのだ。と本書が立証してくれました。
本書でベースキャンプ設営に成功したので、次回はいよいよ最高峰である「英文解釈教室本編」へアタックしようかと思います。