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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
英文法の歴史を概観する専門書です,
By
レビュー対象商品: 英文法を知ってますか 文春新書 (新書)
新書ではありながら、その内容は、英文法がどのように成立してきたかを述べる、れっきとした専門書(専門入門書)程度の レベルになっている。 聖書という中世において絶対的な存在であったものが、土着言語 としての英語では読み解けないことに始まる、英語への劣等感か ら英文法の歴史が始まったと主張し、その後、現在の規範文法に 流れを作ったRowthやMurrayなどの紹介に至るまで、細かにかかれ ている。 最後には構造主義言語学や生成文法やPinkerにまで話がおよび、 筆者の規範文法に対する必要性の高さを感じる文言が続いている。 英文法の研究をする人には必携の書といってもいいほど、よく まとめられていて、非常に勉強になる。 しかし一方で、娯楽として(あるいは新書レベル程度で)読みたい 読者にはやや内容が深いものになっている。
26 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
新書版英文法の歴史,
By ビン・ラーディン (大阪市内) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 英文法を知ってますか 文春新書 (新書)
同著者による『英文法を撫でる』(PHP新書)が伝統文法をめぐるエッセイ集といった趣向で気軽に読めたので、続編を期待して読んだのだが、こちらはより学問的な英文法史って感じで、第二章から第九章までがやたらと知らない人名や書名が次々に出てきて、正直かなりうんざりしました。でも序章、第一章と巻末第十~十二章は渡部昇一随一の薀蓄あふれる雑談集でゾクゾクするほど面白かった。むしろ『講談・英語の歴史』(PHP新書)をより専門的にした感じかな。今までの著書で述べたことの繰り返しが殆どだが、P.245からのスティーブン・ピンカーに対する批判は新ネタだと思う。 特に英文法史を勉強したい人以外は、最初と最後だけ読めば十分でしょう。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
英文法の歴史を眺める,
By にゃんこ先生 (宮城) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 英文法を知ってますか 文春新書 (新書)
本書では、今ある英文法がどのような経緯で進化整理されてきたのかを専門的な解説と共に 捉えることができると思います。 キーワードとしては、 ・宗教改革、印刷技術の発展 ・ドイツ語と英語は根っ子が同じ(ゲルマン系) ・母国語に対する劣等感、国語意識の発生 ・綴りと発音の甚だしい乖離、一字一音主義 ・大母音推移 ・ノルマン侵攻によるフランス語の干渉 ・保守派と革新派の対立 ・ラテン語との比較 …等でしょうか。 本文では細かな話にまで入り込んでいるので、 私のように専門的な知識を必要としない人は その辺はサラッと読み流して、 だいたいのアウトラインが掴めればよいと思います。 結論として氏が言いたいことは、 「八品詞、及びそれに相当する語句に文章を分析し、 支配と一致の関係を見て文章を正確に理解するいわゆる伝統文法は 印欧語系に関してはすでに古代から中世、ルネサンス、近代、 現代と通じて実践教育で成功した唯一の言語学と文法学の体系なのですよ。」 ということです。詳しい解説と共に述べられるこの言葉には、 コツコツと地道に文法を学んでいる方にとっては心強く、 勇気付けられるに違いないと思います。 英文科の方なら★5つでしょう。 私はちょっと文法に興味がある素人なので★4つにしておきます。 ちょっと専門的なので。 はじめはもう少し読みやすい「英文法を撫でる」の方がいいかもしれません。
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