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41 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一気に読めてためになる,
By 英語生 (川崎市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 英文の読み方 (岩波新書) (新書)
書店で「はじめに」を読み、著者の熱意に引き込まれて購入。さっそく一気に通読した。感銘を受けたことを2つだけ書く。執筆の仕方が上から教えるというのでなく、一般読者の目線で一緒に考える姿勢で貫かれているので気分がよかった。次に、やさしそうな例文でバカにしていたら、解説を読んで自分が表面をなでていただけなのが分かったし、逆に難しくて自分には無理だと思えた例文が、色んな角度から丁寧に説明されてゆき、最後には執筆者の息づかいまで分かった。通読していて著者の言う快読の楽しみが少し味わえた気がした。本気で読解力を身につけたいので、これからゆっくり時間をかけて Step を踏んで進んで行くつもりだ。真面目な本だけど、結構ユーモアがあって時々笑えた。
20 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素朴なタイトルが著者の誠実さを表している,
By
レビュー対象商品: 英文の読み方 (岩波新書) (新書)
著者は1931年生まれで、ヘンリー・ジェイムズなどの翻訳を手がけてきたベテランの英文学者。その筆致には嫌味がなく、読んでいて気持ちよくその主張やアドバイスに耳を傾けることができる。自分の過去の失敗例などに触れているところも好感が持てる。本書は研究社の月刊雑誌『英語青年』に隔月で連載されている英文解釈欄がもとになっているらしい。「Step1 〈英文〉に慣れる」から始まり、「Step5 翻訳へのステップ」まで、段階を踏んで最終的には翻訳を志すための心構えまでを説いており、「英文を読む」ということに対してとことんまで追求していることは素朴なタイトルにも表れている。また、「実際に翻訳をやってみたい人だけでなく、目の前の英文を正確に理解したいと考えている人にも」まちがいなく役に立つ本である。類書は多いと思うが、本書の内容は信頼できる。そして、上級者(と思っている人たち)にも必ずや何か資するところがあるはずだ。 自分もある程度は英語が読めると思っていたが、本書を読みそれがただの勘違いだったことを思い知らされた。本文に取り上げられている英文は決して簡単なものばかりではないが、andやevidentlyなど気なく素通りしていた単語にじつは別のニュアンスがあったことに気づかされた。いかに読めたつもりになっていたか、いかに辞書というものを使っていなかったか、と反省させられっぱなしだった。 そのほかにも、「抽出話法」の有効性に関する卓見や、apparentlyという単語はいまだに単語集や辞書には「明らかに」を第1義としているが、実際には「見たところ〜のようだ」という意味でしかほとんど使われないという指摘がなされており、思わず膝を打った。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
地に足がついた英文解釈のために,
By
レビュー対象商品: 英文の読み方 (岩波新書) (新書)
英米文学研究者であり、また多くの翻訳書を持つ筆者が、教職40年以上の経歴を背景に、英語の読み方について 丁寧に語った本。 この本は、いわゆるハウツーものではなく、どのように 英文を理解していくか、正確にに筋を追いながら英文を 読むにはどうすればいいかを、じっくりと、地に足を つけた質実な解説で語っている。 構成としては、英米文学作品から例を出して、その解釈に 対して解説を加えていく、という構成。 したがって、高校上級〜大学生初級など、ある程度英語の 基礎的力がある人の方が読んで得るものが多いと感じる。 ただ扱う文章は、筆者の経歴上、ほとんどすべてが英米文学 作品と、偏りがあるのが残念。逆に、文学に興味のある 読者は楽しく読めると思う。
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