あんまり必修科目って気分にはならないけれど、意外な豆知識が得られたりして、あなどれない。髪にチューインガムがついたときはピーナッツバターが役立つとか(169より)、哺乳類の大半は日の出と日の入りに活発になるから追跡は早朝に始めるべきだとか(40)、ミミズは良質な蛋白源だけどカロリーは低い(2)とか、腕に侵入した寄生虫をおびき出すにはその付近に生肉を覆いかぶせればいいとか(106)、もっと早くに知っていれば!と、若かりし頃を思い出すことしきりである。
読み物として、こういうバカバカしくて変な本を好きな人はけっこういるんじゃないかと思うけれど、なんで英国陸軍がわざわざこんな本を作ったんだろうと気になって仕方がない。と思ったら、気になったのは訳者の石崎さんて人も同じみたいで、「これはひょっとすると、軍隊に不信感を抱く英国の国民に親近感を与えるべく、必要以上に滑稽さを醸し出そうという彼らの戦略ではなかろうか?」とあとがきに書いていた。
自衛隊もこういう本を出せばいいのに。