「紳士服」や「女性用帽子」、「宝石」「陶器」はもとより、「釣具」「シガー」「猟銃」、さらには「カレンダー」「チョコレート」「パブ」「ケイタリング」まで、「王室御用達認定証」つまりロイヤル・ワラントをもつ英国の老舗と商品、王室との関係などが紹介されているビジュアル本。
著者さんのすばらしい点は、日本だったら、皇族方の写真や逸話などで埋めてしまいそうなところを、その店の職人や販売員を通して、商品や店の歴史・由来などを丁寧に紹介している点だ。庶民とは隔絶された階級社会の、ある種のよい面に触れることができる。
写真も格調高くクリアで、今度イギリスへ行ったなら、文具やレストランなど、手が届きそうな範囲で訪ねてみたいと思わされる。できればそろそろ改訂版がほしいところだ。