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最も参考になったカスタマーレビュー
96 人中、93人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
わたしたちはとても大切なものをなくしてしまったのかもしれない,
By
レビュー対象商品: 英国人写真家の見た明治日本 (講談社学術文庫) (文庫)
江戸から明治の頃の日本に興味があって、
当時の日本を訪れた外国人が記したものを適当に漁っているなかで 手に取った1冊である。 著者のポンティングは、大英博物館にも作品が収められている イギリスの著名な写真家だそうだが、 本書はそのポンティングが1902年から1906年頃の日本を訪れ、 各地をまわって写真をとり、紀行文を書いたものである。 なにしろ写真が素晴らしい。 ほんとうに素晴らしい。 富士、宮島、日光、阿蘇といった代表的な景観から、 芸者、僧侶、飾り職人、海女などの市井の人物まで、 本書の魅力はこれにつきる、といってよい。 この百年の間に私たちは、取り返しのつかない大切なものを なくしてしまったのかもしれない、そんな感慨にとらわれた。 ちなみにp244の芸妓が観月ありさに似ている。 百年前にも現代的な美人がいたんだと感心した。
150 人中、142人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
気持ちの良い本,
By 霧雨 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 英国人写真家の見た明治日本 (講談社学術文庫) (文庫)
久しぶりに気持ちの良い本を読んだ。明治の日露戦争前後に日本を旅した英国人写真家ポンティングの旅行記である。日本人と日本文化を極めて好意的に紹介しており、日本人に生まれたことを誇りに思え、また嬉しく感じた。日本の職人、京都や富士山、鎌倉などの有名観光地、はたまた日本女性など、いろいろな日本の”美点”が紹介されている。そして、当時の一般社会の風俗や習慣を肌に感じることができる。なかには知らないことも多くあって、目から鱗が落ちることもしばしば。たとえば、富士山の中腹にある「馬返し」。これは急坂で馬が登れないという意味と思っていたが、実はこれ以上は神聖な場所なので、馬を入れてはいけないという意味だという。
また、長岡氏の訳の上手さと日本語の美しさにも注目したい。上品に愛情込めて書かれた(に違いない)ポンティング氏の文章の雰囲気が訳文にも活き活きと写されている。
45 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
非常に優れた学者と翻訳者,
By
レビュー対象商品: 英国人写真家の見た明治日本 (講談社学術文庫) (文庫)
残念ながら、最近長岡祥三氏は82歳でこの世を去ったので、再出版以外はこれは彼の最後の本になる。(再出版としては、2008年9月 アーネスト・サトウ公使日記 1 コンパクト版―明治28年7月28日明治30年12月31日 (1)とアーネスト・サトウ公使日記 2 コンパクト版―明治31年1月1日明治33年5月4日 (2) は出版された。)十年間以上本人との付き合いに恵まれた私にとって、このポンティングについての本はこれほど好評であるのは大変喜ばしいことである。長岡氏の学問のある文芸作品は日英関係の翻訳はほとんどで、(おそらく彼の狙い通り)日本人の間英国に対しての理解、知識と友情を深めることができたのではないかと思う。
一回「長岡さんは単なる翻訳家」というコメントを第三者から聞いたことがある。この意見は変な考えに基づいていると思う。翻訳という仕事は素晴らしい使命であって、特にこんな立派な本の場合は永久に日英文化交流に貢献するし、その学問を高く評価したい。イギリスでもHerbert George Pontingはあまり知られていないが、世界のトップの写真家の一人であったは南極と日本の写真が鮮明に且つ美しく証明している。尚、2009年3月はPontingの南極の写真はケンブリッジ大学のScott Polar Research Instituteにネット上に公表される予定。 この本の他に、長岡氏は下記の翻訳も見事に書いた:ミットフォード日本日記―英国貴族の見た明治 (講談社学術文庫)、アーネスト・サトウの生涯―その日記と手紙より (東西交流叢書) (関口氏と共作、著者が小生)など。(全書のリストを見るには、ページの一番上の本のタイトルの下の「長岡祥三」をクリックしてください。)
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
すばらしい日本紹介の本
ポンティングというひとを、私は今まで知らずにいたことがもったいないと思ったぐらい・・... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: みどり の ひとみ
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