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33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
小物好きにはたまらない,
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レビュー対象商品: 英国レディになる方法 (単行本)
英国レディになるとは、生まれながらのレディ=貴族でない、ミドルクラスの女性たちが様々な技術や物品の獲得を通して、洗練された生活にたどり着くことである。つまり、レディになるための確実な方法論とマストアイテムがあったということになる。たとえば「訪問」という制度であり、指ぬきやコルセットであった。本書は、そうした制度や物品をひとつひとつ取り上げて優美に紹介している。結婚を専門とする岩田氏と児童文学を専門とする川端氏の共著であり、半分くらいは子ども部屋の話になる。ゆりかご、セーラー服、人形の家などなど。 ミドルクラスの生活は、貴族階級の生活とは違う。あくまでも小金持ちの世界であり、派手で豪華な暮らしをしているわけではない。そのため、登場する物品も小物が中心になる。ちょっとしたお洒落や娯楽こそが生活に潤いを与えてくれた。そういう小世界が好きな方にはお奨めである。
46 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
英国レディとは?,
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レビュー対象商品: 英国レディになる方法 (単行本)
本書のタイトルに惹かれて購入する方は注意されたし。表紙にもある通り、この本の真の趣旨はMaking of a Victorian Ladyである。 ところで、英国レディとは何か? ダイアナ妃亡き今、カミーラはいまだに憎まれ役だし、シェリーもレディというより人権派弁護士としての顔のほうが似合う。パパラッチの標的としてポスト・ダイアナを標榜したヴィクトリアも、今ではすっかりベッカムの影に隠れてしまっている。 有る意味理想的な英国レディの宝庫であるヴィクトリア時代に目を向けた著者らの判断は的を射ている。 本書の主役は、英国レディのルーツを代表する「裕福な中流階級の女性」自身というよりもむしろ、彼女やこどもたちを取り巻くヴィクトリア朝の事物である。 彼女たちの主体が、そのような事物によって構成されるという立場から眺めることにより、ウルトラ保守的に見える「賢婦人」、あるいは「家庭の天使」といった概念が単に社会的、政治的に作られたのではなく、文化的、そして物質的にも作られていたのだということがはっきり見えてくる。 本書は、『ヴィクトリア朝百貨事典』と相補的に読まれると、さらに伝統的英国紳士像への理解をも深められる。(項目として重なるのは阿片チンキくらいである。) また、『私たち、ブルジョワ:フランス上流階級のスタイル事典』と比較参照して読むならば、ヴィクトリア女性のような「家庭の天使」像の延長線上に、今日のフランスにおいて女性の大半が属するといわれるブルジョワ階級のライフスタイルのコアが見え、現代においてなお「古き良き・・・」がかなり良好に保存されていることに驚くだろう。 最後に、児童文学からの多くの引用が、特に児童文学愛好者にはたまらないボーナスとなり、本書の魅力を増しているということを付け加えておこう。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
イラストも素敵,
By 九月 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 英国レディになる方法 (単行本)
19世紀のイギリスの中流女性の生活を小項目をたてて、詳しく解説が書かれています。 イラストや写真も豊富でわかりやすい。 項目は、少女時代、結婚、奥様稼業、子育て、弔い、年中行事に 大項目が立てられ、 それぞれファッションや身の回りの小物、行事などが小項目としてあげられています。 ケイト・グリーナウェイやアリスのイラストなど、全体にロマンティックな印象ですが ダイエットの項目など、今と同じような行動・商品が紹介されていたりもし 興味深かったです。 児童書からの引用も多く、親しみやすく、わかりやすいです。
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