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しかし、これほどの大家でありながら、日本語に関して「?」
と感じさせる部分がいくつかありました。
多分そう感じた私の方に落ち度があるのでしょうが、
「へぇ、そんな日本語でいいのかい」なんて思ってしまった
個所がいくつかあります。
たとえば、「ないし」「ないしは」の用法です。
用字や用語を解説した本に、「or」の意味で「ないし」
「ないしは」を使ってはならないという旨の記述があるのを
何度も見かけたことがありますが、著者は「ないし」
「ないしは」をこの意味でかなり頻繁に使っています。
角川の国語辞典を見ると、たしかに「or」の意味もあるのですが、
どうなんでしょう。
この点に限らず、「日本語の使い方がが"ゆるい"のでは」と
いう気持ちが否定しきれない個所がいくつかありました。
まあ、こんな風に感じてしまう私の方が
どこかおかしいのでしょうが…。
あと、この本にかかわった「サン・フレア」の先生が
教えていることと、一部ですが矛盾している個所もありました。
それは cause の訳し方です。
本書では「~が原因になって~が~になった」という訳し方が
紹介されていますが、サン・フレアには「~によって~が
引き起こされた」と訳さないとニュアンスが変わってしまうと
教えているベテランチェッカ(兼翻訳の大先生)の方が
おいでです。
ちょっと混乱しました。こんなことに目くじらたてるのも
きっとおかしなことなんでしょうが…。
そんなこんなで星4つです。
内容的には、たいへんすばらしい本です。
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