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54 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
適訳はどうやって見つけるか?,
By
レビュー対象商品: 英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める (ちくま新書) (新書)
Includeは「含む」でいいか?traditionalは「伝統的な」でいいか?と著者は問う。いい場合もあるし、イマイチの場合もある、というしかない。文脈によってぴたりときまる訳語を選ぶのが翻訳者の仕事だ。わたしは翻訳を職業としているがこの本に不満なのは類書を一歩も出ていない(中村安男や飛田茂雄など)どころか発想的に退歩、あるいは勘違い、しているのではないか?ということ。たとえば、著者は統計的にある英単語がどういう和語に訳される場合が多いか?を実際にネットで調査したという。しかし、こういう統計データなど翻訳現場ではまったく役に立たない(辞書の記述順を使用頻度にするため、には有用だろうが)。そもそもの誤解は、英和辞書は、英和翻訳にとって何か?という認識が私から言わせればおかしい。英和辞書は辞書(意味の解説)を行う(べき)本であり、訳語を見つけ出すための本ではない(ほとんどのヒトが誤解しいている)。適訳は日本語シソラス(市場にない!)から見つけ出すしかないのだ。これは英訳する場合に英語シソラスが必須であることを考えれば分かる。英和辞書は、「一例としてこういう訳語もつけることができる。これ以外の適訳は各自考えて探しんさいね!」と読むべきだ。日本語シソラスの代償として、たとえばBarbara Kipfer著のRoget's 21st Century Thesaurusは和訳をする場合には役立つ(掲載している多彩な英語シノニムから、多彩な日本語を発想させる。。)。Roget'sを「和訳」してもかなり使えるのじゃないだろうか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
続編もぜひ,
By カスタマー
レビュー対象商品: 英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める (ちくま新書) (新書)
薄い本ですが、中身は非常に充実しています。よく見かける単語の中で、誤解されていることが多いものを取り上げて、検証しています。実務で英語を使用している人だけでなく、学習者もぜひ購入して熟読して欲しいと思います。続編も出版して欲しいです。ただ、"contents"に関して一言。P.38,39の記述を見て、複数形の"contents"は「目次」という意味にしか使えないと誤解する人が現れるのではないかと心配です。実際は、「情報内容」、「データ」という意味で複数形も使われています。たとえば、"Microsoft Computer Dictionary Fifth Edition"で"Lock"という見出し語は以下のように説明されています。 "A mechanical device on some removable storage medium (for example, the write-protect notch on a floppy disk) that prevents the contents from being overwritten." 第4版でも複数形の"contents"でしたから、誤植ではないと思われます。
19 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
英語を使っている人なら誰でもわかる内容,
By
レビュー対象商品: 英単語のあぶない常識―翻訳名人は訳語をこう決める (ちくま新書) (新書)
「provide」は「提供する」だろうか? 「include」は「含む」だろうか? 誰でもやりがちな「辞書の先頭訳」を使った、条件反射的翻訳。この本は、そのようなパブロフの犬的翻訳に警鐘を鳴らす。どの国の言語のどの単語も、日本語の単語とぴったり重なることは決してない。この本は、そのことを思い出させてくれる。 翻訳にたずさわる人はもちろん、関心のある人、勉強中の人、仕事で英語を使う人、英語が好きな人、どんな人が読んでもおもしろくて役に立つ。
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