織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑の名前はしっているが、
さて何をした人か?となると案外応えられない人も多いのではないだろうか。
歴史物はとかく難しいし、意外と三英傑をまとめてすぐ分かるようにした本というのは
ないのですね。この本は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に関してざっくりと
興味深く述べられている。元TBS報道記者で、歴史作家として多数の著作がある井沢氏らしい、軽妙な筆致が嬉しい。昔、夕刊フジで連載していた記事をまとめたものである。
新聞連載当時から、非常に楽しみにしていた記事だったので、このようにまとまって読めるのはありがたいことである。なお、星を一つ減らしたのは「長篠の戦い」での論争(学界では相当もめている)についての記述があっさりしており、論争があることすら読者にはわからない書き方になっているからである。井沢さんは学界の論争を分かりやすく解説するのに長けている方なので残念。