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本書のはじめの方に先生の方法論が乗っていますが、何の味気もない、悪く言えば地味な方法論、何度も音読するというものです。しかし、これは偽りのない良書です。
昨今、このような英語学習本が次々と刊行されています。しかし、読者のために親身に書かれている本がどれほどあるでしょうか。どれも、売り上げのみを意識した、言ってみれば、派手だけれども、効果はほとんどないといったような方法論を唱えた本がどれほど多いことか。情けなくなります。
しかし、本書は、そんな誘惑には負けない、まさに英語を使えるように成りたいと思う人のための本です。ぜひこの本からはじめることをオススメします。間違いありません。
また、本書の文章がすらすら読めない方は、背伸びをせず、入門編から始めましょう。英語学習において、背伸びは絶対してはならない行為です。
簡単に言うと、リスニング→意味のチェック→音読→音読筆写という学習法を推奨していますので、“内容のある英語”を“読み”“書き”“聞き”“話す”練習を全て兼ね備えていることになります。
オプションでディクテーションをしてもよいでしょう。
ちまたで“らくらくわかる”みたいなキャッチフレーズがはびこる中で、地道な学習方法を説く正統派です。
その分、ちょっとだけ大変な思いをするかもしれませんが、その分確実な力をつけることができます。結果、TOEICや英検の資格試験を狙う方にも有効です。
教材はともすれば簡単すぎるように思えるかもしれませんがここがポイントです。私たちが通常英文を読むときには意味を理解することに集中力のほとんどを取られていて、英文を写してみて初めて気が付く単語の使い方や表現方法があることに気づくはずです。例えば「ここはtheじゃなくてaなんだ」とか「なんでonが付かないのだろう抜けているのでは」とか気づいたり不思議に感じたりと深く考えることが練習になるのです。
スピーキングは話して練習するしかないものですが、学校では文法や難しい文章を読む授業を受け続けてきており十分な時間がとられていません。また通常一人での学習でも「英語を話した」時間が極端に少ないことはよく言われることです。スピーキングは一人でも十分に勉強できるし、逆に一人でいるときにも勉強しなければならないものです。
またスピーキングのために正しい英文や正しい発音は重要ですが、流暢さはさらに重要です。また日本語と違い英語独特の強弱のリズム・発音も流暢さに欠かせません。本書の繰り返しトレーニングはそれを実現させてくれる大きな手助けとなるでしょう。本書に出てくるようなやさしい単語での表現が自ら作れ話せるようになってくるはずです。
難易度の目安としてはTOEIC700点の方は標準編からスタートされることをオススメします。
注意点としては常に音読スピードでのリーディングが体になじんでしまうと、たとえ声に出さない心の中の音読であっても、80ward/min程度になってしまいます。速読は日本語同様英語にも必須なので別途補う必要があるでしょう。
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