英語が出来るようになれば良いなぁと考える読者に対して、どんな人が英語学習に向いているのか、また効率よく勉強するにはどうすべきかについて、河合塾の講師である著者が綴った本です。ユーモアにくるんだ文章が大変読みやすく、また書かれている内容も無理のない良書といえます。
本書に書かれている英語学習法以上のものはない、と私は断言できます。なぜなら、留学経験ゼロ/英会話学校経験ゼロの私が、英検1級を取得し、TOEIC900点以上の英語力を身につけるために使った学習法がまさにこの本の内容の通りだからです。本書を読んでいる間、まるで私自身のことが書かれているかのような面映い錯覚をおぼえました。
さらに本書は英語学習に必要なこととして、第二章で聖書やマザーグース、シェークスピアなどを引いて英米の言語文化を、そして第三章ではアメリカの社会制度や物の考え方を知ることの大切さを訴えます。
これら二章は英語学習歴の長い読者には今更という気がするでしょうが、私は中学生の読者には大変意味のある内容だと考えます。
ですからこの本を、英語に出会ったばかりの日本の中学生たちにぜひ読んでもらいたいと思います。今から本書に書かれた学習法を実践すれば、大人になった時にきっとあなたも人並み以上の英語力がついていることは間違いないはずです。