これと全く同じ内容を西洋史で学んだことがあります。
講義は本書と同じぐらい興味深かったのですが、やはりテキストは冗長な感じで、我々が歴史に感じる魅力を減退させているように思いました 笑
その点、本書はこの時代の各国の本当にややこしい有様の中で、フランスとイギリスを取り出し、さらに現在我々の云うところの、”百年戦争”に的を絞っているので、読んでいる側としても頭の中がごちゃごちゃにならず、タイトルにもなっている『英仏百年戦争』を理解するのには非常に良い本だと思います。
個人的に印象に残ったのは、ジャンヌ・ダルクを「発見」したのがナポレオンだということです。
このあたりはナショナリズムなんかの思想とも相俟って、読んでいて非常に面白かったです。
ただ、ところどころ著者の主観も混じるので、あくまで「歴史読み物」くらいの認識に留めておいたほうが良さそうです。
歴史に全く興味のない人にはあまり面白くなく、専門でやっている人からは突込みが入る。
歴史に興味を持ち始めたくらいの人に一番適した本だと個人的には思います。