氏のゴールである戦争も差別もない社会を作るとしたら、
宇宙を、こう捉えるしかないという決めうち的な本です。
完全に解放された状態(悟り)を
人間の最終的なゴールと設定し
唯識という視点で宇宙をとらえると
こういうふうに解釈できますという
哲学的宇宙論です。
新しい考え方にも思われますが、
実際には、仏教でむかしからある「唯識」を
現代人にとってわかりやすく
説明したものだと思います。
形を変えた現代のお経みたいなものです。
私たちは様々な思い込みのなかに生きていますが、
普段はなかなかそれに気づくことができません。
本書は、わかりやすい言葉で
私たちの常識的な宇宙認識に揺さぶりをかけます(笑)
自分が今までどのような見方をしてきたか、に
気づくことができます。
唯識という見方をしたことが無い方にとっては
ものを見る方法を1つ増やすことができるので、
良いと思います
本書の内容は非常に興味深いですが、
この考え方を絶対的に信じるのではなく、
この考え方も様々な考え方の1つと捉えることが
大事なのではないでしょうか。